第1回全国小学生食育授業・料理コンテストで三条市長沢小が最優秀賞受賞 (2007.3.6)

三条市立長沢小学校（古畑伸一校長・169人）の5年生児童が5日、国定勇人三条市長を表敬訪問し、第1回全国小学生食育授業・料理コンテストのレシピ部門で参加90校の中から最高賞の最優秀賞を受賞したことを報告した。

第1回全国小学生食育授業・料理コンテストのレシピ部門で最高賞受賞を国定三条市長に報告する長沢小5年生、市長室で記念撮影

第1回全国小学生食育授業・料理コンテストのレシピ部門で最優秀賞受賞を国定三条市長に報告する長沢小5年生、市長室で記念撮影

第1回全国小学生食育授業・料理コンテストは、読売新聞東京本社が主催、同社が提唱する「教育ルネサンス食育推進プロジェクト」の一環。「和食に関する授業体験発表」の授業部門に76校、オリジナルレシピを元に実際に料理を作った記録を応募する料理部門「日本人の食生活の知恵」に90校の2部門に合わせて166校が応募した。

長沢小学校の5年生全員31人は、総合的な学習で食育に取り組んでいたこともあり、6グループに分かれてレシピづくりに取り組み、料理部門に応募。そのグループの1つ「下田っ子」（西川裕貴君、水品雅也君、大谷竜輝君、酒井愛季さん、山田明日香さん）が応募した「下田産コシヒカリをつかった料理レシピ」が最優秀賞を受賞した。

最優秀賞を受賞した長沢小5年生のグループ「下田っ子」

2月25日に東京都・渋谷の電力館で行われた表彰式には「下田っ子」の児童5人と保護者と担任の田代勝巳教諭が出席し、審査委員長で服部栄養専門学校の理事長で校長の服部幸應さんから表彰状を受けた。

画像クリックで児童手書きの料理レシピを拡大表示

最優秀賞を受けた料理

国定市長へ受賞の報告には、長沢小から5年生31人と田代教諭が市役所を訪れ、国定市長にそれぞれのグループが応募したレシピも紹介した。

国定市長は児童を笑顔で迎え、「東京で育ったぼくとしては、みんながうらやましい。水や野菜などの食材がおいしく、毎日おいしい物が食べられることは、人間として一番幸せなこと」と話し、「全国にどんどん三条のよさを広めるのは、ぼくの仕事なのかもしれないけれど、率先して最初にPRしてくれた」と子どもたちに礼を述べた。

また、記念撮影では、国定市長が隣の市長室で撮影しようと提案。子どもたちは「うわー、市長室だって！」と目を輝かせ、市長のいすには生年月日の一番早い児童が座ることになり、そのまわりを囲んでぱちり。

国定市長は最後に「1人ずつ順番にいすに座ってもいいよ」と大サービスで、子どもたちも思わぬプレゼントに大喜びだった。

三条市では、最優秀賞に輝いたレシピを今後、学校給食の献立に取り入れることも検討している。