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三条工業会、ネットで商品化のアイデアを全国公募したアイデア大賞を発表 (2007.3.9)
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(協)三条工業会(斉藤弘文理事長)は、8日午後4時から三条商工会議所でアイデア大賞プレス発表会を開き、新製品開発のためのアイデア募集サイト「INDUS CLUB(インダスクラブ)」に応募のあった75点の中からアイデア大賞など各賞を決め、発表した。
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三条工業会アイデア大賞プレス発表会、左から涌井専務理事、斉藤理事長、成田IT戦略委員長
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インダスクラブは、同組合のIT戦略のなかの開発部門の位置づけで昨年4月にインターネット上に開設した。
アイデア大賞は、「あなたのアイデアを商品化します」をキャッチコピーに、パテント取得済み・出願済み、または同レベルのアイデアの「インセンティブ部門」、漠然とした夢・改善提案などの「アイデア大賞部門」に分けてアイデアを公募。応募作品を組合企業に公開。関心をもった組合企業が提案者と話し合ったうえで、商品開発に取り組むもの。
アイデアは継続して募集しているが、年間を通して優れたアイデアをアイデア大賞として選考。初めての今回は平成18年末までに応募を審査した。
全国の25人・1事業所からインセンティブ部門22点、アイデア部門53点の計75点の応募があり、十数人の審査委員で審査し、組合企業の関心の高さや商品化の可能性の観点からアイデア大賞1点、アイデア準大賞2点、入選8点を決めた。
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アイデア大賞に輝いた三角さんの「豆腐切り補助具」
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アイデア大賞に輝いたのは、三角治さん=北海道札幌市=の「豆腐切り補助具」。豆腐を切るときに載せるプレートで、さいの目などの形をきれいに安全に切ることができ、切った豆腐をプレートごと鍋に入れることができるため、汁が飛び散る危険もなくなるアイデアだ。
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アイデア準大賞の川上さんの「ゆで卵皮むき器」
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アイデア準大賞の風間さんの「サンドクリーナー」
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アイデア準大賞には、川上慶太郎さん=長岡市=のゆでたときに簡単にからがむける生卵に傷を付ける道具「ゆで卵皮むき器」と、風間繁さん=東京都町田市=の砂場などから簡単にごみなどをすくい取ることができるふるいつきスコップ「サンドクリーナー」の2点。アイデア大賞には10万円、準大賞には3万円の全国共通デパート商品券、入選には3,000円の図書券をそれぞれ贈った。
プレス発表会に出席した斉藤理事長、成田秀雄IT戦略委員長、涌井清一専務理事は、すでに商品化に向けて取り組んでいるアイデアもいくつかあると説明。これまでも個々の企業に直接、アイデアを送る人もいるが、現実的には商品化にこぎつけるのは難しいく、「インダスクラブ」で成功事例を作り「工業会に応募すると商品化してくれる」というイメージにつなげ、今後の応募の拡大を目指していくとした。
同組合では組合全体をバーチャルファクトリーと考えるIT戦略の一環で、インターネット上での受注部門「越後ものづくりネットワーク」、販売部門の「ショップス越後」、広報部門の「インダスプレス」などのサイトも展開。その開発部門の「インダスクラブ」で募集したアイデアでの商品化によって、インターネット上での開発、販売、市場調査、改良の仕組みができあがることも大きな成果としている。入選は次の通り。敬称略。【入選】敬称略
- 「移動可の自動車車止め」=近藤博信(東京都練馬区)
- 「米とぎ器」=三角治(北海道札幌市)
- 「変形して洗えるバススポンジ」=上遠野修(秋田県湯沢市)
- 「下着泥棒ブザー付き物干し」=同上(同上)
- 「押して切るつめ切り」=同上(同上)
- 「金に限りなく近い特性を持つ合金」=日本ヒロテック(株)(東京都港区)
- 「干す棒」=枡迫和弘(山口県防府市)
- 「結束用ビニール紐等留具」=和佐野徳孝(福岡県朝倉市)
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