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第3回三条・加茂地区吹奏楽フェスティバルで生演奏の音の洪水に包まれる (2007.3.11)
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第3回三条・加茂地区吹奏楽フェスティバルが11日、加茂文化会館で開かれ、三条、加茂を中心に中学生から一般まで総勢約350人が出演して演奏を披露した。
三条、加茂、田上、長岡(旧中之島)の中学校8校と三条、加茂、長岡の3高校、社会人の三条市吹奏楽団の12団体のほか、同フェスティバルのために出演者で特別編成した4つのメモリアル吹奏楽団も出演した。
インフルエンザの流行で中学校1校が団体演奏を取りやめ、団体演奏はひとつ減って15団体、出演者も予定より50人ほど少ない約350人に。2年生全員が出演できない中学校もあり、せっかく昨秋から練習を重ねた成果を発表できなかったのは残念だった。
メモリアル吹奏楽団は、同フェスティバルのためだけに編成したユニット。参加希望者で地区別に4つの楽団を編成し、加茂地区は「ゆきつばき」と「あじさい」、三条地区は「ひまわり」と「ひめさゆり」と、各地区にちなんだ花の名前を楽団の名称にした。
メモリアル吹奏楽団は昨秋から三条市吹のメンバーが指導。この日は各団体2曲を披露し、半年近い練習の成果を披露した。演奏を終えた三条市立本成寺中学校の2年生は「最初は音も合わせられなかったけど、おとなの人との演奏は、いい経験になりました」と、学校では得られない体験に新鮮な手応えを感じていた。
フィナーレは全員合奏で、ステージに収まり切らない出演者は、左右と後ろの壁ぎわの通路に立ち、『星条旗よ永遠なれ』を演奏した。
客席は360度、楽器の音に囲まれる形で、ぜいたくな生演奏のサラウンド効果。来場者はぞくぞくするほどの音の洪水に身を置く快感を出演者とひとつになって味わっていた。
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