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収穫祭と保護者や地域への感謝を込めて三条市立上林小学校で地域ふれあいもちつき交流会 (2007.3.11)
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三条市立上林小学校(吉田勇市校長・児童197人)は10日、児童が育てたもち米の収穫祭と保護者や地域への感謝を込めた伝統行事「地域ふれあいもちつき交流会」を開き、学校と地域が一体となってもちをつき、席を並べてつきたてのもちを味わった。
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10日開かれた三条市立上林小学校の地域ふれあいもちつき交流会
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10日は土曜だったが、休日を振り替えて全校児童が登校。午前9時過ぎから児童会の六年生を送る会のあと、続いて交流会を開いた。
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つきたてのもちを丸めるお母さん
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児童のほかに教諭、PTA、地域住民など合わせて300人以上が参加。学校田で秋に収穫したもち米から45キロを3つの木製のうすにわけてついた。
お父さんや先生がきねを振り下ろすタイミングに合わせて児童は大声で「よいしょ〜!」。児童も小さなきねでつき、PTAの「いけー!、もっとー!」の威勢のいいかけ声に励まされた。
もちがつき上がるあとから、お母さんたちが丸めてきな粉をまぶしてできあがり。児童代表が「わたしたちは6年間、おいしいおもちを食べてきました。感謝の気持ちを込めて、おいしくいただきましょう。いただきますっ!」とあいさつし、参加者全員で手を合わせて朝から煮込んだ雑煮とともに味わった。
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もちをみんなで「いただきま〜す!」
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地元の農家に借りている学校田で育てたもち米の収穫祭と児童の学校生活や教育活動を支援する地域コミュニティー、児童館や保育所職員、地域のゲストティーチャーへの感謝の気持ちを込めて毎年、開いている。
地域とのもちつきは、昭和53年12月の「子どももちつき大会」から同校の資料に記述があり、30年近く続いていることになる。数年前から六年生を送る会とあわせて学校行事として開いている。
準備から交流会の全面協力したPTAの安藤正之会長は「地域と子どもたちがふれあえる小学校の伝統は消せない」、「子どもたちの笑顔が原動力です」。体育館にあふれる笑顔に充実感を味わっていた。
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