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ことしに三条まつりに向けて三条祭り若衆会が大名行列参加者を募集開始 (2007.3.22)
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5月15日の三条まつりで大名行列や舞い込みの行事を支える三条祭り若衆会(長谷川直哉会長)は、ことしの大名行列の参加者募集を開始した。ことしは、三条市成人式会場でのPRや4月に東北電力ビッグスワンスタジアムで行われるサッカー・Jリーグディビジョン1の試合前に「三条市・三条祭りPRイベント」を行うなど、これまでにない積極的な活動を展開している。
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ことしの三条まつりについて話す三条祭り若衆会の長谷川直哉会長
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三条まつりは三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)の春季大祭。三条まつりを休みにしない事業所が増えていることもあって大名行列の参加者は年々、減っており、ことしは大名行列や舞い込みが行われる5月15日は、平日の火曜に当たる。
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昨年の大名行列で八幡宮前の参道を進む天狗
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文政5年(1822)に今のような形の大名行列が始まったとされる伝統行事。合併して同じ市となった栄、下田地区はの市民はもちろん、市外の人にも「三条まつり」を広く知ってもらおうと、三条祭り若衆会はことし、広報・渉外、マーケティング、プロジェクトの3委員会を設置。役員23人を中心にさまざまな活動に専門的に取り組んでいる。
そのひとつが東北電力ビッグスワンスタジアムで行う「三条市・三条祭りPRイベント」。4月28日に行われるJリーグディビジョン1・アルビレックス新潟VS横浜F・マリノス戦の試合前、午後5時から、ミニ大名行列&舞い込みの巡行、三条市長あいさつ、長谷川会長のあいさつを行い、三条市と三条祭りを観客にPRする。
ミニ大名行列では、天狗(てんぐ)や御輿(みこし)は参加しないが、先供(やっこ)や囃子方も参加して総勢約100人が参加して行列を披露。小さな子どもを肩車してわが子の無病息災を願う舞い込みの雰囲気も伝えようと計画している。
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三条祭り若衆会による先供
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ことしは、若衆会の中心となる各青年団体で、八幡宮の藤崎宮司から祭の歴史や大名行列でかつぐ道具などについての説明をそれぞれ聞き、理解を深めるところから始めた。
ほかにも今回、初めて三条市成人式の会場に出向いて新成人に大名行列参加者募集のちらしを配布。また、これまで依頼していなかった市内の青年団体にも参加を呼びかけている。また、祭当日に八幡宮境内で販売するオフィシャルグッズの新商品開発にも力を入れている。
「本来、祭とは非生産的、非日常的なことを理由なく、日本の心でやっている」という長谷川会長。200年近く続く大名行列も、そういう気持ちを思い出しながら参加、また、見学してくれる人が増えてほしいと、大勢の参加を呼びかけている。
企業、各団体、一般など、大名行列に参加したい人は、4月13日までに三条商工会議所内・若衆会事務局に申し込む。
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