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分水おいらん道中にむけておいらん役が高下駄で外八文字の歩き方を練習 (2007.3.25)

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4月15日に燕市で行われる第66回分水おいらん道中の本番を前に、主役のおいらん役を務める5人が24日、おいらん独特の外八文字を描く歩き方などを練習した。

第66回分水おいらん道中に向けて24日夜、歩き方の練習をするおいらん役

第66回分水おいらん道中に向けて24日夜、歩き方の練習をするおいらん役

本番まで練習は3回で、この日はその初日。午後4時半からかつらあわせをしたあと、7時から練習用の訪問着のような着物を着て歩き方の練習をした。

素足に高さ15センチもある3枚歯の高下駄。高げたになれるため練習用のベニヤ板の上を普通に歩いた後、帯に右手を添え、おいらんの秘書役とされる「ほうかん」役の肩に左手をかけ、足先で外八文字を描くようにして歩く練習をした。

指導者の日本舞踊の花柳流・花柳寿之柳さんは、「腰を落として、下駄をなるべく横に倒して、ゆーっくり」、「はい、ひねって、元に戻して、顔の向きはそのまま、胸を反るように、肩を引く」と、外八文字の足運びはもちろん、それを意識し過ぎるとおろそかになりがちな上体の所作も声をかけてチェックした。

1時間半の練習中の休憩には、額に汗を光らせて「見た目よりずっときついですね」、「高げたの安定感がとれなくてむずかしい」と話したが、再び練習が始まるとあでやかなおいらんをイメージして真剣に取り組んでいた。

本番では、かつらや着物で合わせて約30kgにもなる衣装を着て、本町通り700メートルと、「日本さくら名所百選」でもある分水堤防の桜並木約1kmを、総勢70人の付き人を従えて絢爛(けんらん)豪華な行列を繰り広げる。

また、ことしはおいらん役のうち4人が27日にPRのため新潟市を訪れ、午前11時半から新潟ふるさと村バザール館でちらしを配布し、午後1時に泉田裕彦県知事を表敬訪問。その際、「染井吉野太夫」が本番同様のおいらんの衣装と化粧で訪問する。