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五十嵐川災害復旧工事の橋架け替えなど市街地での工事本格化に伴って安全祈願祭 (2007.3.28)
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7・13水害の復旧工事を行う五十嵐川筋災害復旧事業安全対策協議会=会長会社・小柳建設(株)=は、28日午前10時半から三条市由利地内の五十嵐川左岸改修用地内で安全祈願祭を行い、本格的に始まる市街地での工事の安全を願った。
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五十嵐川の災害復旧工事の本格化に伴って28日行われた安全祈願祭で地鎮の儀を行う五十嵐川災害復旧事業安全対策協議会
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同協議会は、7・13水害に伴う五十嵐川災害復旧助成事業の復旧工事を行う建設会社25社(3月28日現在)で組織。平成17年度当初に着工したJR橋上流部から渡瀬橋までの工事をほぼ終わり、これからJR橋から信濃川合流点までの約1.9kmの両岸、延長約3.8kmを13のブロックに分けて築堤・護岸工事や橋梁の架け替えなど、市街地での本格的な工事に入る。
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地鎮の儀を行う三原田新潟県五十嵐川改修事務所長
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それを前に、工事に伴って住宅が移転撤去した御蔵橋下流の改修用地内で安全祈願祭を行ったもので、県の土木部長代理や三原田一男新潟県五十嵐川改修事務所長、三条市の国定勇人市長や市議、自治会長など地元関係者、工事関係者など約80人が出席した。
三条市・八幡宮の藤崎重康宮司が工事や三条市の安全を願い祝詞奏上、地鎮の儀では、三原田事務所長、国定市長と県土木部長代理、安全対策協議会の代表者らがそれぞれ、斎鎌、斎鍬、斎鋤を立砂(盛砂)に入れた。
国定市長はあいさつで、「晴れてJR橋下流部の築堤護岸工事、それに伴う橋りょうの架け替えに着手できることは、三条市の安全で安心のまちづくりに向けた大いなる一歩」と述べ、7・13豪雨水害のような痛ましい災害を二度と繰り返さないという強い決意で県や多くの家屋移転の協力を得たことに感謝した。
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安全祈願祭が行われた御蔵橋下流の改修用地内に張ったテント
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三原田所長は、7・13水害からちょうど3回目の春を迎えたが、いまだいえることがない被災者の心の傷跡を見舞い、三条市と工事の安全を願った。
五十嵐川災害復旧助成事業の復旧工事は今後、JR橋下流の築堤護岸工事、それに伴う常盤橋、御蔵橋、嵐川橋の架け替え工事、排水機場工事などを行い、平成21年3月の完了を目指す。
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