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三条商議所が5年間のチャレンジショップ事業を終了 (2007.3.30)
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三条商工会議所チャレンジショップ事業運営委員会(外山衛資委員長)は、29日午前10時から三条市本町2、ミニチャレンジショップ「商売堂」で卒業式を行い、3店舗の4人が卒業。あわせて、平成14年から5年間続けたチャレンジショップ事業の終了を報告した。
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ミニチャンレジショップ「商売堂」の最後の卒業生に卒業証書を手渡す三条商工会議所の馬場副会頭
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チャレンジショップ事業は、中央商店街の空き店舗を活用し、独立開業の意欲のある人に格安の家賃で貸してミニショップを営業してもらい、起業家の育成と中心市街地活性化を図ってきた。
平成14年9月に県央地域初のチャレンジショップとして「商売堂」としてオープンし、当初は3年間の計画だったが、2年延長し、今年度まで5年間、取り組んだ。これまでに13店舗の15人が出店。うち、今回卒業の2店舗を含む6店舗が独立して新規創業に挑戦している。
しかし、今年度で国、県の同事業補助が終わる一方、三条市は来年度、空き店舗事業補助金を創設する。さらに新規開業を目指す人の多くが最初から適地を求めることから、今年度での事業終了を決めた。
卒業式では、生花販売・カルチャー教室「花スタジオ」の真島千代美さん、シフォンケーキ・焼き菓子製造販売「Foo sweets」の北村富美子さん(29)、ネイルサロン・ネイル関連商品販売「OHANA」の近藤香奈さん(29)と尾崎慈光さん(26)のそれぞれに、馬場信彦三条商工会議所副会頭が卒業証書を手渡した。「花スタジオ」と「OHANA」の2店舗は、同所の1階と2階をそれぞれで借りて独立開業することを決めている。
馬場会頭は、「人生の目標は幸せになること、人生を豊かにすること。その手段として、職業を選ばれたわけですから、お客さま一人ひとりを大事に、顔が見える商売をすることを忘れずに育てていってほしい」と卒業生を祝福し、激励した。
閉式後、外山委員長は「素人が一生懸命やっているんだから、50年、100年続けてきたわれわれがシャッターを閉めるわけにはいかない」と、商店街の刺激にもなったと言い、今後は営業する店舗を増やすだけではなく、ポケットパークの設置や高齢者を対象にした事業展開など、新たな手法で中心市街地がにぎわいを取り戻すことも考えていきたいと話していた。
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