建築・リフォーム「ハンズワタベ」が県経営品質奨励賞受賞 (2007.4.1)

燕市蔵関に営業本部を置く住宅建築・リフォーム業「ハンズワタベ」＝本社長岡市・渡部政雄社長＝が、新潟県経営品質委員会（委員長・泉田裕彦県知事）の2006年度新潟県経営品質賞で中小企業部門の奨励賞を受賞した。

2006年度新潟県経営品質賞で中小企業部門の奨励賞を受賞したハンズワタベの渡部社長

新潟県経営品質賞は、顧客の視点で経営全体を運営し、自己革新を通じて新しい価値を創出し続けることのできる「卓越した業績を生み出す経営の仕組み」と「一人ひとりが自立的に考える組織」をもつ企業や組織、目指す価値実現のための経営革新を進めるモデルとなるべき企業や組織を表彰する制度。

1999年の創設以来、最高賞の県知事賞に5社、奨励賞に今回受賞した同社を含めむ14社が受賞。今年度は県知事賞の該当はなく、同社1社だけが奨励賞を受けた。

ハンズワタベの渡部社長

同社は今回が2回目の申請で、初受賞。社員やパートナー会社への価値前提の経営の理解を深めるリーダーシップの発揮、「感動を呼ぶ現場づくり」を目指した良好なコミュニケーションと現場運営の改善、アフター点検による顧客との長期の信頼関係づくりなどが評価された。

渡部社長は5年前、全国の繁盛店を紹介する商業ビデオマガジン『DOIT!』（ロックス出版）で経営品質賞の存在を知った。「この会社に入ってよかった、こんな会社が近くにあってよかった」と思ってもらえる会社にしたいという考えは以前からあった。

同賞が自身の考えに通じるものがあると感じた渡部社長は、第三者の評価を受けてみようと前回、初めて同賞に申請に挑戦。2回目で目標を達成した。

奨励賞受賞の知らせを聞いた渡部社長は「うれしい。まだ、奨励賞でしかないが、社員やパートナー会社と祝賀会を開き、ステップアップにつなげたい」と、今後も県知事賞を目指して挑戦を続け、最終的にはきっかけとなっった『DOIT!』で紹介される会社になりたいと、さらなる経営品質の向上に取り組んでいる。