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燕を愛するライトアップ倶楽部が燕消防署前のサクラの下に照明器具を設置、12日からライトアップ (2007.4.10)

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燕市内の電気工事業者7社でつくるボランティアグループ「燕を愛するライトアップ倶楽部」(横山三郎会長)は10日、燕消防署前の中ノ口川左岸のサクラの下に照明器具を設置。12日からライトアップし、市民に夜桜を楽しんでもらう。

10日、ほころび始めた燕消防署前のサクラの下でライトアップの照明器具を設置する「燕を愛するライトアップ倶楽部」会員

10日、ほころび始めた燕消防署前のサクラの下でライトアップの照明器具を設置する「燕を愛するライトアップ倶楽部」会員

照明器具の設置は、会員10人が参加して午前9時から昼ころまでかけて行った。川の斜面に立つサクラの巨木16本を下から照らす直径60センチ、出力1kwの投光器16基を設置した。

サクラはすでに咲き始め。会員は「皆さんがきれいらねと言ってくれるのを励みに頑張ってるて」と、手を休めずに作業していた。

気がかりなのは、花の数。ことしは堤防道路に覆いかぶさるように伸びる枝がせん定されたため、「ことしは、ちっと花の数が少ねえよ」と心配していた。

このサクラのライトアップは、十数年前に故常峰永二さんが始め、常峰さんが亡くなっていったんは途切れたが、継続を願う市民の要望に応えて電気工事業者5社がグループをつくって復活させ、ことしで10年目になる。

ライトアップの費用は約80万円。毎年、燕市観光協会が約5万円を負担してくれている以外は、7社が持ち出しのボランティアだ。

10年たって機材も古くなってきている。修繕にかかる費用や手間も会員の自腹だが、すべての機材の買い換えは会員だけでは負担があまりに大きい。燕市の春の風物詩として定着したライトアップだが、今後については検討しようという話も出ている。

ライトアップは12日から21日まで、毎日午後6時から11時まで行う。終了はサクラの開花状況によって変更することもある。同グループの会員事業所は次の通り。

【燕を愛するライトアップ倶楽部】▲横山電機(花園町)▲(有)河内電業社(新生町2)▲松弘電業(水道町4)▲西澤電気(新生町)▲田辺電気工事店(西燕)▲峰島電気工事店(蔵関)▲みつでん(新生町)