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常盤橋が12日午後2時から全面通行止め (2007.4.10)
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五十嵐川災害復旧助成事業の橋の架け替えに伴い、三条市の市街地にある県道長岡見附三条線の常盤橋が4月12日午後2時から全面通行止めとなる。
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12日午後2時にから全面通行止めとなり、架橋工事が本格化する常盤橋
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同事業による橋の架け替えが行われるのは、三条市内の五十嵐川に架かる4本の橋。2005年4月に着工の一新橋は、ことし6月の供用開始を目指している。ほかの3橋はいずれも市街地に架かり、その皮切りの着手が常盤橋となる。
12日から常盤橋は全面通行止めになるが、それに先だって下流部に設置した歩行者と自転車用の仮橋は、5日に供用を開始している。
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レトロな風情の常盤橋の親柱
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12日は午後2時に常盤橋の両側にバリケードなどを設置して通行止めとし、しばらくの間は交通誘導員を配置する。車の迂回(うかい)路は、上流側は一方通行規制が解除になった新大橋や昭栄大橋、下流側は5月7日に通行止めとなる御蔵橋と嵐川橋となる。
常盤橋は、現在の嵐南側の四日町商店街から嵐北側の中央商店街通りを結ぶ。明治14年に木橋の「松栄橋」が架橋されたのが最初で、明治26年の架け替えで「常盤橋」の名称になった。
昭和6年に永久橋として建設され、それを機会にそれまで橋のたもとにあった松尾与十郎の銅像が四日町地内の日吉神社に移されたという。松尾与十郎は私財を投じて五十嵐川の嵐南側の築堤に貢献した。
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5日に常盤橋下流側に設置された仮橋が供用開始
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今の橋は「昭和38年修繕」と記されている。親柱は御影石風の加工が施されたコンクリート製で、上部にはガス灯風の飾り。欄干も御影石風で緑色のさく、照明は丸いかさに電球がむき出しの懐かしさをかもし出す。レトロな風情の橋として市民に親しまれてきた。
橋の延長は約100メートル、幅員は7メートル。平成21年3月に新橋が完成すると、延長107.4メートル、幅員は歩道を含めて倍以上の15メートルに生まれ変わる。
今の橋は12月ころまでに撤去の予定。三条市によると、基本的には全部取り壊される計画だが、住民などからの要望もあったことから橋名板は三条市歴史民俗産業資料館に保存することにした。また、親柱のかさについても、きれいにはずせるようであれば保存を検討している。
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