全国1位、三条市・長沢小児童のレシピが学校給食に登場、24日は1日限りで市役所食堂でも (2007.4.19)

三条市では、第1回全国小学生食育授業・料理コンテストのレシピ部門で全国1位の最優秀賞を受賞した三条市立長沢小学校（古畑伸一校長・児童162人）児童のレシピで調理した献立を18日から順に市内の全小中学校の給食に登場させており、24日には市役所内の食堂「ひめさゆり」で提供し、市民にも味わってもらう。

18日に長沢小学校の給食にお目見えした長沢小児童のレシピで調理した献立（三条市提供）

長沢小学校は昨年度、当時5年生の児童（31人）が6グループに分かれて第1回全国小学生食育授業・料理コンテストのレシピ部門に応募した。

そのうちのひとつ「下田産コシヒカリをつかった料理レシピ」が参加90校中、最高賞を受賞。玄米ごはん、もやしのピリから炒め、パリパリ（おこげ）あんかけ、豚汁のレシピで、地元産の食材の利用や、かむ力が評価された。

長沢小のレシピにのっとって調理した給食（三条市提供）

このレシピで調理した学校給食は、18日に長沢小を含む下田地区の7小中学校で実施したのをはじめ、20日は栄地区の4小中学校、25、26日の2日間は三条地区の22小中学校で行う。

また、市役所三条庁舎地下1階の食堂「ひめさゆり」でも24日午前11時から午後2時まで、日替わり定食として1食500円で提供。1日限りのメニューだが、好評なら今後も取り入れることを検討する。

初めて給食献立となった18日、長沢小学校では国定勇人市長を招いて会食した。味は好評で、レシピを考えた児童たちは「最初は不安な気持ちもあったけど、みんながおいしいと言ってくれてうれしかった」。

また、担任の田代勝巳教諭は、一年間のまとめとして気軽に応募し、当初は児童にも最優秀賞の実感はなかったが、東京での表彰式のあとは、地域の人たちのPR、たくさんの取材、給食の献立や食堂のメニューにもなり、「驚いている」。しだいに日本一を実感し、児童のいい思い出になったのではと話している。