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三条市歴史民俗産業資料館の「縄文体験の広場」で小中学生が縄文文化を体験 (2007.4.23)
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5月6日まで遺跡発掘調査速報展2007を開いている三条市歴史民俗産業史料館(土田正人館長)は22日、その一環のイベント「縄文体験の広場」を開き、小中学生から縄文土器の模様付けなどを行って縄文文化にふれてもらった。
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22日、三条市歴史民俗産業資料館で行われた「縄文体験の広場」で縄文土器の模様付けに挑戦する子どもたち
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縄文土器模様付けのほかに、石器作り、石おので丸太切りの3つの体験を用意し、子どもたちから好きな体験に挑戦してもらった。
縄文土器は約1万2000年前、縄を転がしたりして土器に模様をつけたのが、その名の由来。縄文土器の模様付けでは、その時代と同じように粘土の表面に棒やひもを押しつけて模様をつけた。
石器作り体験では、旧石器時代から槍の穂先として使われた黒曜石(こくようせき)という石をくぎの先で削り、削った割れ目で生の鶏肉を切って鋭い切れ味を体験。三条市立月岡小学校の6年生の女の子は、「石なのによく切れて、びっくりした」と、先人の知恵に驚いていた。
同資料館では、大勢の人に来場してもらい、興味を持ってもらえればと会期中の毎週日曜日にイベントを行っている。このあとも29日午後2時から展示説明会、最終日の5月6日午後2時から調査担当者こだわりのミニ解説「むかしむかしの三条〜小伏郷と大面荘を探る〜」を開く。いずれも参加無料で、参加したい人は直接、同資料館へ出向く。
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