下田郷の自然に抱かれた三条市農業体験農園の借受人募集 (2007.4.23)

三条市の週末農業体験事業の補助を受けた農業体験農園が5月、同市棚鱗地内の国営棚鱗開発畑に開設され、週末だけの農業体験や本格的就農を考えている人など借受人を募集している。

希望者に貸し出す三条市棚鱗地内の農業体験農園

農業体験農園は、遊休農地を活用して農業に親しんでもらい、都市と農村の交流も図るのが目的。農業熊倉睦さん＝三条市新屋＝が開設した。

三条市棚鱗地内の開発畑から粟ヶ岳

開発畑（ソバの栽培地）から三条市街地方向

農園は道の駅「漢学の里しただ」の近くで、「やまなみロード」から南に数百メートル入ったところ。東に粟ヶ岳や八木ヶ鼻、西に弥彦山やうっすらと佐渡島も望める小高い場所で、まさに風光明美な下田郷に位置し、仮設トイレも設置する。

1区画約100平方メートルで60区画を貸し出す。契約は1人1区画で、利用料は年3,500円、農業用水費は除く。初回は耕した状態で引き渡す。

熊倉さんは、同農園とは別に、1口5,000円で年末に新そば5人前とサツマイモの詰め合わせなどを届ける「そば畑のオーナー」も募集している。

一方、三条市でも関連した事業として5月5日から11月10日までに全14回、漢学の里と三条市農業交流体験センターを会場に有機農業学習会を開くので、参加者を募集している。専門家を講師に、春野菜の栽培と秋野菜の栽培を学んでもらう。定員は50人で、参加費は資料代として1回400円ていど。

詳しい内容や、それぞれの申し込み、問い合わせは三条市農林課（電話：0256-34-5511、内線460）か熊倉さん（電話：0256-46-4131）方へ。