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燕・弥彦消防がことし3回目の火災多発対応、あらためて住民に「火の用心!」 (2007.5.3)
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燕市内で4月に8件の火災が発生、5月に入って初日1日にも火災があり、多発していることから、燕・弥彦総合事務組合消防本部(安達丈夫消防長)は、これを緊急事態ととらえ、2日から8日まで火災予防の広報活動を強化し、住民に「火の用心」を呼びかけている。
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緊急防火PRの実施を伝える燕・弥彦消防のホームページ
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同本部管内の燕市と弥彦村では、ことしに入って5月1日までに建物火災16件、車両火災1件、林野火災などその他火災9件の計26件の火災が発生。すでに昨年1年間の29件に迫っている。
弥彦村での火災は1件だけで、燕市内に集中。火災による死者もすでに3人を数え、負傷者は8人。1年の3分1しか経過していないのに、早くも昨年1年間の死者1人、負傷者2人を上回った。月別では1月9件、2月2件、3月6件、4月8件、そして5月1日の1件。
同本部は、2月と4月にも火災多発を緊急事態として広報の強化などで対応しているが、5月1日に吉田西太田地内で市営住宅1棟が全焼した火災で昨年1年間の建物火災の発生件数15件を超えたため、翌2日からことし3回目の「管内火災多発における対応」をとった。
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燕市のホームページのトップページにも掲載された火災予防の呼びかけ
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具体的には、同本部は8日までの休日は日勤職員が特別防火PR、各署所はふだんから夜に行っている警火運行のほかに、午前と午後の1日2回、特別防火PRを行い、それらの取り組みや火災予防の呼びかけを同本部のホームページに掲載した。
燕市消防団にも協力を求め、8日まで毎日午後7時から積載車による特別防火PR運行を行ってもらう一方、燕市は8日まで毎日午後6時に防災無線で防火広報を放送。広報紙に防火広報を掲載して周知する。
同本部では、ことしの火災の多発に特定の原因は考えられないとしているが、春先は暖冬少雪の影響で空気が乾燥、火災が発生しやすい状況が続き、県内でもことしは火災が多い。
同本部では「寝る前や出かける前に、もう一度、火の元の点検、確認を」と、火の取り扱いに十分な注意を呼びかけている。
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