|
三条まつりの15日まで三条市内16会場で三条屏風まつり (2007.5.12)
|
|
|
|
三条市内の3商店街は、ことしも15日の三条まつりにあわせて11日から15日までの5日間、三条屏風(びょうぶ)まつりを開き、三条市丸井今井邸をはじめ市内16会場に計28点の屏風を展示している。
|
15日まで開かれいてる三条屏風まつり、会場のひとつの三条市丸井今井邸
|
江戸時代中期から三条まつりの大名行列の通る沿道の旧家では、三条商人がもたらした一流の屏風や越後文人の描いた屏風を通りに面した座敷に飾るようになり、三条まつりは「屏風まつり」と呼ばれた時代もあった。
戦後まもなく、屏風は飾られなくなっていたが、歴史ある文化と産業の振興、中心市街地の活性化につながればと平成14年度に復活し、ことしで6回目。三条中央商店街振興組合、(協)一ノ木戸商店街、東三条商店街が主催。の3商店街が主催する。
今回は三条信用金庫中央支店、モンツアが初参加し、安養院が2年ぶりの参加で、会場は昨年より1会場多い16会場。市民からの貸し出された屏風や各会場の所蔵品など江戸時代後期からの屏風を展示している。各会場で屏風の展示会場を書いたパンフレットも配布している。
三条市丸井今井邸では、帰山雲涯(1830-1903)と松川藤陰(1843-1920)が半双ずつ描いた協作「腕くらべの作」(六曲一双)や土佐派の合作「夢枕公家の想い」(六曲一双)などを展示。初日は11日は、訪れた人は屏風の前に正座したり、作品に顔を近づけたりして鑑賞していた。
|
かじまちの家に再現した床飾り
|
また、三条まつりで旦那衆が床の間を飾る床飾り(とこかざり)をして風雅を楽しんだといわれる。今回は初めて、その床飾りを築65年ほどになる金物問屋跡を改装した「かじまちの家」に再現した。
本床には天目槍を持った奴を描いた軸と柳葉の徳利の一輪挿し。脇床には、恵比寿と大黒天の水石、縁起のいい宝来山の石を飾っている。
毎日午前10時から午後4時まで開いているが、三条信用金庫は平日の午後3時まで、三条市丸井今井邸は15日午後1時から2時半まで大名行列のため入場できず、諸橋轍次記念館は14日は休館日と、会場によって異なる場合がある。各会場の展示作品は次の通り。
|