15日の大名行列と舞い込みをメーンに三条まつり始まる (2007.5.14)

三条市の八幡宮（藤崎重康宮司）と神明宮（三上行雄宮司）の2つの神社の春季大祭をあわせた「三条まつり」が、ことしも14、15、16の3日間行われ、15日はハイライトの大名行列と舞い込みが行われる。

14日午後、大名行列の先供がもつ道具などが並び、準備が整った八幡宮境内

2007三条まつりのフォトスケッチ（5/14-16）

三条まつりは14日、八幡宮の宵宮祭で幕を開け、翌15日は午前10時から八幡宮大祭の神事、10時半から境内で三条市観光協会主催の傘鉾（かさぼこ）人形コンクール。傘鉾人形は傘の上に自治会や商店街などがザルやたわしなど家庭用品を使って人形を作るもので、ことしは昨年と同じ13基が出品される。

メーンの大名行列は、15日午後0時45分に八幡宮を出発。先供（やっこ）、傘鉾、道祖神（てんぐ）、鷹匠の子どもたち、若衆会、神職、囃子方など総勢約400人で行列を編成。本町通りを進み、3時ころに神明宮前で行列を組み直し、4時ころに田島の諏訪神社に到着、八幡宮へ戻る。大鉾など背の高い大型の道具は昭栄大橋をくぐれないことから橋の手前で折り返す。すべての行列を見たい場合は昭栄大橋より手前での見物がおすすめだ。

舞い込みは午後5時から。大名行列から戻った道祖神、2基の御御輿、太鼓がそれぞれ社殿の周囲を3周して拝殿に納まる行事で、それぞれの後に子どもを肩車した親が続いて境内を3周して拝殿へ。参加した子どもたちは無病息災に育つといわれ、毎年、大勢の参加者と見物人でにぎわう。

15日の舞い込みは危険防止のため、参加者は必ず白足袋を着用しなければならない。警備を担当する三条祭り若衆会では当日、境内で白足袋を販売する。拝殿に入るときに肩車した子どもの頭を梁（はり）にぶつけないようにと注意を促しており、参加者も見物人も警備の指示に従ってほしいと求めている。

16日は、八幡宮で午後1時半から太々神楽奉奏、神明宮では例大祭を行う。また、臨時駐車場として3日間とも午前10時から午後10時まで、三条鍛冶道場、中央市場、中央公民館、体育文化センター、旧三条競馬場の駐車場を開放している。