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三条まつりの大名行列は雨にたたられ、10年ぶりに中止 (2007.5.15)
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三条まつりの15日、三条市は朝のうちは雨降りで、八幡宮(藤崎重康宮司)では春季例大祭の神事や傘鉾人形コンクールが行われたが、祭りのハイライトの大名行列と舞い込みは平成9年以来10年ぶりの中止となった。
朝のうちは時々、雷も鳴った。午前11時に祭典委員会を開き、雨のため午後0時45分出発の大名行列の中止を決めた。中止の連絡は参加者をはじめ、市民には境内の放送や三条市の防災行政無線も使って周知した。
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御霊を本殿から拝殿へうつす藤崎宮司
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朝から市内を回り全身びしょぬれの先供(やっこ)組合や囃子方(はやしかた)のメンバーをはじめ、行列参加者は中止の連絡を受けて、小雨になってきた空をうらめしそうに見上げていた。
参拝客から「残念だったね」と声をかけられ、「しょうがないですね。また、来年会いましょう」と答えていたが「やっこだけでもやるか〜」と苦笑いするなど、残念そうだった。
午前10時からの神事では、拝殿に氏子総代ら20人近くが参列。笛や太鼓の奏楽と雨音のなか、藤崎宮司が本殿から御霊(みたま)を取り出し、このあと行われるはずだった大名行列に加わる2基の御輿(みこし)に納めた。
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傘鉾人形コンクールで金賞の旧上町「トキめき国体の成功を願って」
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また、午前10時半から境内で行われた傘鉾人形コンクールには、自治会や商店街などでざるやたわしなど家庭用品を組み合わせて作ったえとや社会問題など世相を風刺する傘鉾13基が並んだ。
ことしは、「日本一の若市長」、「最年少市長」と作品名に盛り込んだ国定勇人三条市長を題材にした作品が複数あった。最高賞の最優秀賞には旧上町の「トキめき国体の成功を願って」が決まった。
例年なら傘鉾人形は各賞の札を下げて行列に参加するが、中止が決まったことしは、表彰式のあとそれぞれ出品者が持ち帰り、お披露目されることなく解体される。出品者の女性は「1年がかりで構想を考えて、昨日の夜中まで(製作に)かかったのに残念。いっぱい写真撮ってって」と話していた。各賞の出品者、作品名、得点は次の通り。
出品者 |
作品名 |
得点 |
最優秀賞 |
旧上町 |
「トキめき国体の成功を願って」 |
19 |
金賞 |
旧鍛冶町 |
「猪突猛進!!日本一の若市長」 |
18 |
TMO旧大町 |
「川・天馬で架(駆)けよう」 |
17 |
銀賞 |
(株)高儀B |
「親子愛」 |
17 |
田町かさぼこ会 |
「三条市 景気つり上げえびす顔」 |
16 |
銅賞 |
TMO三条中央
商店街振興組合 |
「中心市街地活性化へ 猪突猛進 最年少市長!」 |
15 |
旧一ノ町 |
「三条が好きだ〜」 |
14 |
旧四ノ町 |
「明日に駆ける猪」 |
14 |
三条市役所職員
互助組合 |
「オイ鬼太郎!アルビに勝利を招くのじゃ!」 |
14 |
佳作 |
三条信用金庫 |
「地震多発『おい こら 静かにしろよ』」 |
13 |
(株)高儀A |
「愛」 |
13 |
旧八幡町 |
「そのものズバリ“命”です。」 |
13 |
旧二ノ町 |
「パワフル三条をみんなの手で 三条ひとつ」 |
11 |
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