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三条市で子どもたちが古代米の田植えを体験 (2007.5.20)
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民間検査・研究機関の(社)県央研究所(三条市吉田・高野雅志理事長)と米の栽培や品質管理、販売までを専門に研究するNPO全国法人ごはん科学研究所は19日、研究用に栽培する8種類の古代米の田植えを子どもたちから体験してもらった。
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19日行われた三条市吉田地内の田んぼで行われた古代米の田植え
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子どもたちが田んぼの生物や泥の感触を知ることで、社会の文化や自然環境を理解することや主食とは何かを見つめ直すことなど、米研究事業の一環として稲刈りもあわせて4年前から、地域の小学生親子などに参加を呼びかけて行っている。
今回は小学生30人余りと職員や来賓など計70人近くが参加。午前10時に県央研究所近くの約1反(10アール)の田んぼに集合し、古代米の紅花(ベニカ)、越前、紫宝(シホウ)、国司(クニシ)、朝紫(アサムラサキ)、紫稲、神丹穂カンニホ、アクネモチの8種類とコシヒカリの苗を植えた。
曇り空の下、子どもたちははだしで田んぼに入り、苗の束から2、3本ずつ取り分けて植えた。膝上まで泥だらけになって熱中し、両手を泥の中についてしまって動けなくなり、職員に助けてもらう子も。
田植えの参加は2回目という三条市東本成寺、大谷侑君(8)は「土がぶにゅぶにゅして気持ち良かった。冷たいところと、あったかいところがあった」と、泥の感触も楽しんでいた。
同研究所では、9月中旬に収穫を予定。稲刈りには田植えをした子どもたちを中心に参加を呼びかける予定で、試食会などもできればと話していた。
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