|
間もなく夏というのに三条市三条地区でクマの足跡見つかる (2007.5.29)
|
|
|
|
三条市東大崎地内の住宅脇の畑で27日、クマの足跡が見つかった。三条市では昨年秋に多数のクマが出没したが、春に旧三条市でクマ出没の痕跡が確認されたのは近年、例がなく、周辺住民に十分な注意を呼びかけている。
|
クマの足跡が見つかった三条市東大崎地内に設置された箱わな
|
クマの足跡が確認されたのは、昨年10月にカキの木に登っていたツキノワグマ1頭が射殺された畑で、同地区自治会長の松崎春雄さんの自宅から数十メートルの場所。27日の午前7時半ころ、松崎さんがサツマイモの苗を植えた畑で山の上に向かって続く足跡を発見した。
|
松崎さん方のサツマイモの畑に残るクマの足跡
|
その日のうちに市職員が現地調査を行って足跡を確認。周辺にふんやつめ跡はなかったが、猟友会三条支部三条分会に箱わなの設置を要請し、夕方に箱わな1基を設置した。
松崎さんが猟友会メンバーに聞いた話では、足跡から推定されるクマの体重は100キロにもなる。春はタケノコや新芽など食べものに不自由はしないと思われるが、昨秋、里に下りておいしい物を食べて味をしめたのではと警戒している。
三条市では、28日には昨年秋と同様に松崎さん宅周辺に「クマ出没」や「箱わな設置」などの注意を呼びかける立看板を設置。同地区には注意を呼びかけるちらしを「広報さんじょう」6月1日号といっしょに配布する。
畑仕事などで外出するときは、クマの活動が活発になる朝夕を避け、登山や山菜採りなどでは鈴など音の出る物を身に着けるなどの注意を呼びかけている。
関連リンク
- お知らせ「クマ出没 注意!」(新しいウィンドウで開く)
|