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ことしの三条夏まつりは主催者を新設の「協賛会」に一本化し、市負担金は昨年の200万円増の380万円に (2007.5.29)
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第3回三条夏まつり協賛会(会長・渡辺勝利三条商工会議所会頭)の全体会議が29日午後1時半から三条商工会議所で開かれ、昨年までと同じ内容で8月3、4、5日の3日間、開くことを決めた。
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29日開かれた第3回三条夏まつり協賛会全体会議
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2年前から夏まつりの在り方について検討や市との協議を重ねた結果、ことしは「三条市民が誇れるふるさとの夏まつり」をテーマに前年の行事を踏襲する内容で直接的な祭りの内容に変化はないものの、行政からの負担金や人的支援などの協力を今まで以上に得ながら、三条商工会議所が実施主体と明確化した新組織でスタートした。
三条夏まつりは、これまでも事務局を務めてきた三条商工会議所が一昨年、花火警備や事務の人的な負担が大きいことなどを理由に現体制での継続維持は厳しいとの認識を示し、「祭りをやめる」という発言もあったなかで、事務局の変更や実施体制など夏まつりの在り方を三条市に提案、協議を行ってきた。
その結果、市は「事務局は受け入れないが、協力はする」との基本姿勢は変わらなかったが、同会議所の意向も踏まえ、市民の祭なので資金的、人的な支援を行うこととし、昨年まで180万円だった市負担金を今年度は200万円増の380万円と2倍以上に増額し、人的な支援もこれまで以上に行うことにした。
また、昨年までは、三条市長が会長の「協賛会」と三条商工会議所会頭が実行委員長の「実行委員会」の2つが存在していたが、ことしは実施体制の簡略化と明確化から「協賛会」と「実行委員会」を新たな「協賛会」組織に統合。会頭が会長、三条市長が名誉会長に就くことにした。
ほかに、同会議所では昨年まで職員の勤務超過分ていどだった人件費を、今年度から実際に職員が夏まつりのための仕事をした時間を換算して予算計上し、人件費を受け取る形にした。
新組織として再スタートとなった全体会議には、同協賛会構成団体から77人が出席。協賛会組織、開催期日や開催行事、宣伝、予算(収支とも49,700,000円)などを原案通り決めた。
収支予算では、支出の部で前年度決算に比べ宣伝費が約37万円、警備費約62万円増などを盛り込んだ。
人件費は前年度決算44,198円のところ約576万円増の5,808,000円(平成18年度会議所人件費分)を計上。ただ、実質的にはこの人件費では赤字が大きく事業ができなくなるため、収入の部に同会議所が収支差額分を負担する「商工会議所協賛金」という科目を新たに設け、3,560,000円を計上。
予算書上では人件費の5,808,000円から3,560,000円を引いた2,248,000円が会議所の収入となる計算だが、花火や広告収入および行事費など実際の収入や支出によって金額は変化するとしている。
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