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抜けるような青空の下、三条競馬場跡地で三条凧合戦開幕 (2007.6.2)
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三条凧協会(早川喜志郎会長)は2、3の2日間、三条市須頃、三条競馬場跡地で三条凧(いか)合戦を行っており、三条名物の六角巻凧で合戦を繰り広げている。
町内や同業者などを母体とする20の凧組が参加。初日2日は午前9時半から開会式。昨年の最高得点優勝の上町組が「センセーショナルな合戦を繰り広げる」と選手宣誓し、10時、サイレンを合図に合戦を開始した。
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上空の優雅に舞う凧とは対照的に地上では怒鳴り声が響く熱戦
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初日は抜けるような青空に恵まれ、最高気温は23.8度(三条市消防本部観測)。しかし、午前中は凧の動力となる風が吹かず、凧を操る揚げ師たちは、しゃがみ込んで風待ちすることが多かった。
午後になるとようやく風が吹き始め、次々と凧が空高く舞い揚がった。凧糸が絡んだら、いざ、合戦。「よし!入ったろ」、「引っ張れっやー!」、「もっと糸くっれっやー!」と怒鳴り声のような声が飛び交った。
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子どもたちも凧揚げに熱中
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前日の雨でできた水たまりもおかまいなしで、走って糸を引き、合戦が終わるころには真っ赤に日焼けし、泥だらけになったずぼんは戦いの勲章だった。
競馬場跡地を会場に行う三条凧合戦は昨年に続いて2回目。駐車場もたっぷりあり、朝から家族連れなどが次々と訪れた。
関係者の話では、人出は昨年より多かったようで、見物客は空を舞う六角凧を眺めたり、けんか腰の揚げ師たちの戦いを楽しんでいた。
スタンド前に設けられた凧揚げ広場では、大勢の子どもたちが凧揚げに熱中。300円から販売している落書き凧などは飛ぶように売れていた。
翌3日は、午前9時に合戦開始。合戦が休憩になる午前11時からアトラクションを行い、市内の小学生による凧ばやし、ヒップホップダンスやよさこい、乗馬体験、小凧プレゼントなどを行う。2日の各凧組の得点は次の通り。
白組 |
午前 |
午後 |
赤組 |
午前 |
午後 |
清友会 |
1 |
22 |
隆青会 |
2 |
14 |
大町組景清 |
2 |
22 |
三条小町組 |
0 |
10 |
上町組 |
6 |
42 |
旭組 |
1 |
8 |
三武会 |
1 |
18 |
東三条五月会 |
5 |
22 |
まろみ会 |
0 |
18 |
雷神組 |
2 |
8 |
多摩凧連 |
0 |
1 |
嵐南組 |
3 |
7 |
健青会 |
1 |
13 |
三条越路組 |
5 |
21 |
西裏館風神組 |
5 |
21 |
市役所凧倶楽部 |
1 |
10 |
三龍会 |
0 |
15 |
一ノ門清正組 |
0 |
13 |
謙信組 |
0 |
6 |
凧の藤組 |
4 |
13 |
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