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一新橋が開通、供用を開始し、7・13水害からの災害復旧事業がはっきりと目に見える形に (2007.6.4)
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五十嵐川災害復旧助成事業で橋の架け替えが行われた三条市の一新橋が、3日午後3時に開通、供用を開始した。同事業で架け替えることになった五十嵐川の4橋のうち、一新橋はトップを切っての新橋開通。7・13水害から間もなく3年、三条市の災害復旧事業は、はっきりと目に見える形で結実した。
供用開始に先立って三条市は、午前10時から一新橋の左岸側で開通式を行った。青空の下、市、県の関係者や来賓、工事関係者など100人余りが参列。災害復旧にめどをつけると市長を辞職した高橋一夫前市長も出席した。
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開通式で顔をそろえた新旧三条市長、右が国定市長、左が高橋前市長
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渡り初めを先導するきらきら保育園のマーチング
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国定勇人三条市長は式辞で、関係者に感謝し、「市民の憩いの場として今まで以上に市民に親しまれ、また、このたびの一新橋とともに常磐橋、御蔵橋、嵐川橋の3橋が架け替えられることにより、五十嵐川を挟んだ南北の交流が深まり、地元商店街の活性化に寄与してほしい」と期待した。
来賓祝辞では、国土交通大臣政務官の吉田六左エ門、菊田真紀子、長島忠美、桜井新、森裕子の5人の国会議員があいさつ。三原田一男県五十嵐川改修事務所長の事業報告のあと、県知事代理の熊倉副知事や国会議員、国定市長や村上三条市議会議長ら8人でテープカット、県議や市議らでくす玉開披を行うと、市民から大きな拍手が起こった。
続いて渡り初め。地元のきらきら保育園の保育士による和太鼓演奏に始まり、園児によるマーチングの先導で列席者は新橋を左岸側から右岸側へと渡り、大勢の市民がそれに続いた。
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下流側見た市民が鈴なりの一新橋、その手前は復旧工事が進む河川敷
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延長104メートルの新一新橋の両岸、さらに供用開始とともに通行止めになる仮橋の上も市民であふれた。架け替えに伴って旧一新橋が通行止めになってから2年2カ月。五十嵐川をはさんで三条市の南北を結ぶ橋は市民にとって待望の完成で、嵐北側の商店街にとってはなおさらだ。
一新橋の架け替え工事で店の前の通行量が激減した近くのガソリンスタンドの男性は「長かったですね」としみじみ。水害で住宅が被害に遭って引っ越した90歳の女性は「初めて橋の渡り初めを見ることができてよかった。元気でいないと」と開通を見届けていた。
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