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三条どじょうプロジェクト生産の養殖ドジョウを使った料理が初めて学校給食に (2007.6.7)
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三条市の学校給食の食材に7日、初めてドジョウがお目見えした。市の肝いりで市内でドジョウの養殖を行う「三条どじょうプロジェクト」が生産したドジョウが栄地区の栄中央、栄北、大面の3小学校の給食に登場したもので今後、市内すべての小中学校の給食に導入してゆく。
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初めてドジョウ料理を味わってVサインの栄中央小5年1組の児童
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初登場のドジョウ料理は、カレー味のから揚げ「ドジョウのカレー揚げ」。ドジョウを生きたまま調理場に搬入し、給食前日によく洗ってから酒を入れて眠らせ、当日に眠ったドジョウに粉をまぶして揚げた新鮮なものだ。
国定勇人三条市長も一緒に会食した栄中央小学校の5年1組(土屋雅朗教諭担任・児童22人)では、学校給食共同調理場の栄養士が、生産者が話していた「三条は水がおいしく、すばらしいドジョウが育つ三条を誇りに思ってください」の言葉を紹介した。
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給食のトレーに載ったドジョウのカレー揚げ
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国定市長は、農薬などの影響で昔のような自然が失われていることにふれ、プロジェクトのドジョウは「いい土で、いい水でつくられているのでおいしく、もう10回くらい食べました」とPRも。
児童はさっそくドジョウのカレー揚げを食べ、「おいしい!」とVサイン。「から揚げだったら鳥の方がいいかな」と話す男の子もぺろりと平らげておかわりしていた。
家族に給食にドジョウが出ると話した女の子は、「『えーっ!』ってびっくりしてたよ。じいちゃんもあんまり食べたことないって」。ドジョウの味には「やわらかくて、おいしい」と大満足で家族への土産話もできたようだ。
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国定三条市長(いちばん左)も児童と一緒にドジョウのカレー揚げを味わう
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一方で児童は「ドジョウが田んぼにいるのなんて見たことがないし、つかまえたこともない」。おかげで周囲が心配するような拒否反応はなかったが、農業地域の栄地区の子どもたちでもドジョウに接する機会がないことを教えられた。
栄地区の栄中央、栄北、大面ドジョウが初めて地元で養殖されたドジョウが学校給食の食材に初めて登場。栄中央小学校では国定勇人三条市長が児童と会食し、ともに三条産ドジョウを味わった。
「三条どじょうプロジェクト」は昨年8月、新産業振興として三条市の産業振興と会員の共同利益増進を目的に設立され、今年度から学校給食の食材に利用することになった。
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