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加茂・田上の市民団体などが県立加茂病院の医療充実や県央医療圏への救命救急センター早期設置を県に要望 (2007.6.7)
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加茂や田上の市民団体などでつくる「加茂・田上地域の医療を発展させる会」(金谷国彦会長・会員約170人)など3団体は6日、県に県立加茂病院の充実や県央医療圏への救命救急センター早期設置などを要望した。
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右から後ろ姿が堀局長、要望書を手渡す金谷会長、杉田代表、城丸事務局長
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昨年5月に設立した「加茂・田上地域の医療を発展させる会」をはじめ、県立加茂病院の「患者と家族の会」(杉田三二代表)、「県立加茂病院の縮小に反対し充実も求める会」(城丸多加子事務局長)の3団体から15人近くが、午後1時に県庁の県病院局、3時に三条地域振興局を訪れた。
三条地域振興局では、堀一好局長に「県央地域に救命救急センター設置並びに県立加茂病院の充実を求める要請書」を金谷会長が読み上げて手渡し、県央医療圏に救命救急センターの早期設置、県立加茂病院に常勤医師の充足を早急に図ること、県立加茂病院に再診の医療機器の導入を図ることの3つを要望した。
加茂病院については、平成10年に16人だった常勤医師は院長を含め6人に減ったことや同病院の産科の入院中止により加茂田上地域での産科の入院施設がなくなったことなどの現状を話し、中央からの採用など含めて堀局長からも県のほうにあげてほしいと求めた。
堀局長は「医療に対する思いは切実と感じた」と述べ、加茂病院の医師確保など同局に権限などはないものの、「折に触れ話していきたい」。また、現在、県央地域の医師会が中心となって一次医療施設を考える検討会と、同振興局が中心となって行政レベルで県央の医療を考える2つの組織が動き出していることなどを説明。「(3つの要望を)すぐに、はい分かりましたとはいえませんが、側面支援に頑張ります」と話していた。
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