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新潟県赤十字安全奉仕団燕市分団創立40周年記念式典 (2007.6.17)
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新潟県赤十字安全奉仕団燕市分団燕地区(霜鳥康夫委員長・74人)は16日、県央地域地場産業振興センターで同分団創立40周年記念式典を行って、40年の節目を祝った。
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16日開かれた新潟県赤十字安全奉仕団燕市分団創立40周年記念式典
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同分団は、昭和32年に県内第1号の地域分会として旧燕市に発足した日本赤十字社新潟県支部安全委員会燕分会が前身。42年に燕市で初めて救急法救急員養成講習会が開かれ、その合格者を中心に同安全委員会燕分会有志などで同年12月に新潟県赤十字安全奉仕団燕市分団を設立した。
以来、救急法救急員養成講習会の開講をはじめ、燕市総合防災訓練への参加、災害時のボランティア、寺泊海水浴場での救護所設置、市内での清掃奉仕などの活動を行っている。
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あいさつする霜鳥康夫委員長
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昭和43年から行っている田植え時期の水辺の事故防止活動では、主な幹線用水路に救命ロープを設置している。このロープのおかげで昭和50年代に2度、助かったという救命実績は警察から感謝状を受けている。
市町村合併後の現在は、名称を同燕市分団燕地区として吉田、分水地区の団体と連絡協議会を設立している。
式典には、来賓や団員など50人近くが出席。霜鳥委員長はあいさつで、40年の活動を振り返り、「今後も団員一同、協力していこう」と決意を新たにした。
来賓祝辞のあと、防衛省自衛隊新潟地方協力本部募集係の後藤弘美募集班長を講師に「新潟県中越大震災の救助に参加して」のテーマで講演を聴いた。
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防衛省自衛隊新潟地方協力本部募集係の後藤弘美募集班長の講演
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講演で後藤募集班長は、中越地震をはじめ、7・13水害、三宅島火山活動、東海村ウラン加工糸説示子、兵庫県南部地震など災害派遣に8回出動していることなどを話した。
7・13水害では三条市内での救助や復旧活動に努めた。中越地震の話では、記録DVDを上映して、発生直後からの自衛隊、警察、消防、県との連携、被災地からの救助、山古志全村避難のようすなどを紹介。3年がたとうとする7・13水害や中越地震では、出席者の中にもボランティア活動を行った人も多く、映像を見ながら涙をふいている人もいた。
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