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24日、三条市で災害の発生時刻、場所を公表せずに水害対応総合防災訓練 (2007.6.21)
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三条市は24日午前、3年前の7・13水害を教訓に作成した「三条市水害対応マニュアル」に基づき、同報警防災行政無線を活用した水害対応総合防災訓練を行う。
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24日の三条市の水害対応総合防災訓練で午後から水防訓練が行われる六ノ町公園
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水害のあった翌年から毎年行っている訓練。市、消防団、自治会、自主防災組織、民生委員などから1,000人以上が参加し、水害対応マニュアル検証型防災訓練と消防などによる応急救護所設置訓練、救助訓練、水防訓練を行う。
三条市は昨年度、市内の70歳以上のひとり暮らし世帯、約3,000世帯に「緊急告知FMラジオ」を貸与した。その実効性も今回、初めて検証。任意だが自主防災組織や自治会、民生委員の訓練として、初めて災害時要援護者の避難誘導訓練も行う。
検証型防災訓練は午前中に行うが、災害の発生時刻や場所、規模などを事前に公表せず、当日に防災担当職員が発表する災害の推移に対応して訓練、活動する。
あわせて、避難準備情報や避難勧告は、市内全域に設置した同報系防災行政無線の屋外スピーカーを利用し、モーターサイレンや音声放送で市民に伝達する。
消防などの応急救護所設置訓練、消防団員による水防訓練は午後0時過ぎから信濃川右岸の六ノ町公園で行い、午後0時半ころから県のヘリコプターも参加して救助訓練を行う。
三条市では、訓練にサイレンの音などに驚かないよう周知を図っている。市では、この機会にハザードマップや防災総合ガイドブックを使って、避難場所や非常持ち出し品を確認するなど、市民の災害への備えに期待している。
また、この日は午前7時から午後8時までの間、三条市が被災地の設定でNTTの「災害用伝言ダイヤル171」が利用できるので、試用も呼びかけている。
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