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三条ホタルの会が上保内の布施谷川周辺で市民ホタルの観察会 (2007.6.25)
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三条ホタルの会(小林良範会長)は23、24の2日間、三条市上保内地内の布施谷川周辺で2007年度市民ホタルの観察会を開き、参加した市民らは幻想的な光を放つホタルを観察した。
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23日開かれた2007年度市民ホタルの観察会で長泉寺で説明を聞く参加者
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三条ホタルの会は、自然環境に関する活動を行う市民グループ。地元の大崎山などで子どもたちから遊びながら自然にふれ、学んでもらう「野遊び楽校」なども行っており、ホタルの観察会も平成11年の同会設立当初から毎年行っている。
初日23日は、地元の保内小学校3年生とその家族など100人近くと一般市民約50人の約150人が参加。午後7時半に同市上保内、長泉寺に集合し、小林会長からホタルの一生や習性、種類などの説明を聞いたあと、5班に分かれて1.2キロほどを1時間ほどかけて歩いて観察した。
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ビデオプロジェクターなどを使ってホタル観察の解説をする三条ホタルの会会員
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周辺はゲンジボタルとヘイケボタルが同時期に混在する貴重な場所。布施谷川上流の山手に向かって歩き始めるとまもなく、川のふちや上を黄色い光を点滅させて舞うホタルが1匹、2匹と現れた。ホタルを初めて見る人も多く、「あっ、光ってる!」と思わず歓声。新潟市から参加した32歳の男性も「テレビで見るよりきれい!」と感激していた。
さらに進むと、月明かりだけの田んぼのイネの間で、ヘイケボタルがちかちかと淡い光を放ち、ゲンジボタルが田んぼの脇の水路付近でよりサイクルの強い光りを放つ様子を観察できた。
飛びながら光を放つホタルに「流れ星ってホタルのことじゃない?」と両親に話していた三条市直江町、鈴木嗣温くん(6つ)。虫は苦手だったがホタルにさわり、「かわいかった。また来たい」と大満足だった。
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