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7・13水害からよみがえった五十嵐川のアピールに五十嵐川漁協がアユの試し釣り (2007.6.27)
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7月1日のアユ釣りの解禁を前に、7・13水害から「よみがえった五十嵐川」をアピールしようと、五十嵐川漁業協同組合(長谷川達栄組合長)は27日、五十嵐川でアユの試し釣りを行った。
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五十嵐川上流域、駒出川との合流点付近で試し釣りを行う五十嵐川漁協の組合員
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五十嵐川は3年前の7・13水害の以後、ダムや河川の災害復旧工事などの影響から魚も釣り人も激減。水害以前は、シーズン中に300人近くがアユ釣りを楽しんでいたが、一昨年、遊漁券を購入した人は110人、昨年は150人ほどだった。
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八木ヶ鼻を見上げて釣り糸を垂れる
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毎年、アユの放流を続けている同漁協では、ダム内の土砂の撤去や渡瀬橋上流域の復旧工事はほぼ終わり、魚の住みやすい河川環境を取り戻しつつあることから昨年、ことしと放流量を数割増やした。
ことしは人工産稚鮎(中間育成)、野積産稚鮎(海産)、琵琶湖産小鮎700kgの合計1,537kg、約20数万尾を放流。加えて五十嵐川筋災害復旧安全対策協議会様の協力で1,500尾のアユを市立荒沢小学校と飯田小学校の児童から放流してもらった。
試し釣りは、水害以前の環境を取り戻しつつある五十嵐川でのアユ釣りを大勢の人に楽しんでもらうためにピーアールしようと初めて行ったもので、組合員ら12人が参加。五十嵐川上流域の八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」脇の駒出川との合流点付近で、縄張り意識の強いアユの習性を利用した友釣りを行った。
「試釣」と書いたゼッケンをつけて参加者は、腰の辺りまでのウエットスーツをはき、長さ約9メートルの竿を手に川に入った。糸の先につけたおとりのアユを泳がせ、縄張りに入ってきたおとりアユを追い出そうとしてよってくるアユを釣り針に引っかけてつり上げる。
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試し釣りしたアユ
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昼前までに参加者が釣ったアユは計63匹で、体長は17センチ前後。シーズン中は大きいもので25センチくらいになるが、この日釣ったアユは若干小振りながらも成長は順調とのこと。五十嵐川でのアユ釣りは7月1日から11月30日まで、禁漁期間の10月1日から7日を除いて行える。
また、アユ釣りを楽しむために必要な遊漁券は、五十嵐川漁業組合はじめ市内14の取扱所で販売しており、1日券は2,000円、1年券は7,000円と腕章代1,000円の計8,000円。中学生以下は無料。問い合わせは、五十嵐川漁業協同組合(電話:0256-38-4067)へ。
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