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ちょうど1年の半分が終わった30日、三条市・神明宮で夏越しの大祓式「茅の輪くぐり」 (2007.6.30)

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三条市神明町1、神明宮(三上行雄宮司)は30日、夏越(なご)しの大祓式(おおはらえしき)「茅の輪(ちのわ)くぐり」を行い、参拝者は境内に設置した茅の輪をくぐって半年の罪やけがれを払い清めた。

 30日、三条市・神明宮で行われた夏越しの大祓式「茅の輪くぐり」

30日、三条市・神明宮で行われた夏越しの大祓式「茅の輪くぐり」

茅(カヤ)草で作られた茅の輪をくぐると、正月から6月までの罪やけがれをはらうことができると言われる、全国の神社が恒例にしている。

神明宮では、ことしも境内にぼんぼりを下げ、拝殿前に茅の輪を設置。茅の輪は前日、近所の河原で刈った青々としたカヤを束ねて作った。おとなが少し頭を下げれば通られる大きさの輪で、その左右にタケも一緒に束ねた。

茅の輪をくぐる作法は、茅の輪の前に立って一礼。家内安全などを祈りながら左回り、右回り、左回りと「∞(無限大)」を描くように3回くぐって拝殿へ進み、鐘を鳴らして手を合わせる。

30日は梅雨を象徴するように小雨がぱらつくぐずついた土曜。朝から次々と参拝者が訪れた。その様子を見ていた小学生の男の子も「ただ通ればいいの?」と興味を示し、由来や通り方を聞いて初めての茅の輪くぐりを体験していた。

神明宮では、氏子らが家族の名前を書いた人形(ひとがた)を受けて、午後9時から神事。30年以上前までは、人形をひつに入れて、稚児が四方を囲み、太鼓や笛とともに一新橋まで行列して五十嵐川に流していたが、今は環境に配慮して境内で焚(た)きあげを行っている。