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燕市吉田中バドミントン部の夜間練習を指導するOB4人、昨年にも増して熱血指導 (2007.7.4)
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燕市立吉田中学校のバドミントン王国復活を目指し、昨年から中学生の夜間練習を指導する20歳代後半の吉田中バドミントン部OB4人。ことしは「ぐっちバドミントンクラブ」の名称で燕市の体育施設も借りられるようになり、練習日を増やして生徒とともに汗を流している。
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吉田中バドミントン部OBとその指導を受ける現役部員、後列の中央を除く4人がOB
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指導するOBは、燕市に住む会社員の樋口健司さん(28)、近藤晃さん(27)、加藤聡知さん(25)、自営業の森山史朗さん(28)。4人とも新潟市の高校に進学し、うち3人はインターハイに出場している。
その母校、吉田中のバドミントン部が強くなるならと昨年、同校教諭からの依頼を受けて週2回ていど、夜間練習の指導を始めた。当初は練習場所の確保に苦労したが、ことしは、「ぐっちバドミントンクラブ」のクラブ名で燕市の社会体育団体に登録したので、燕市吉田総合体育館をはじめ吉田地区の小学校体育館を借りられるようになった。
昨年に続いて弥彦村の弥彦体育館や弥彦中学校も借りられ、練習は土、日曜を除く週5回に大幅に増え、午後7時過ぎから約2時間の練習をしている。
吉田中バドミントン部の部員は、男女合わせると100人ほどになる。4人で全員の指導は難しいので、部員の自主性を尊重し、2、3年生にしぼって参加メンバーを募集。今は男子8人と女子3人の11人が練習に励んでいる。
指導者の樋口さんは、自身の学生時代の練習不足を悔やんだことがあるが、「今の子どもたちには後悔をさせたくない」。今夏の目標は、昨年に続いて県代表となっての北信越大会へ出場。来年は全国大会出場を目指す。
練習に参加する3年生石川怜於奈君は「教えてもらうことで、上達している実感がある」、2年生長谷川由弥君は「おとなの人から打ってもらうことが多いので、きついけど、おもしろい」。4人の若い指導者たちの熱意に応えるように、子どもたちも練習に励み、ともに汗を流している。
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