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しただ雨生の大蛇祭に向けて大蛇の胴体を製作 (2007.7.10)

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8月25日に行われる三条市下田地区の夏まつり「しただふるさと祭り〜雨生(まおい)の大蛇祭」に向け、しただふるさと祭り大蛇運営委員会(関田千秋委員長)は8日、まつりのシンボルとなる全長約50メートルの雨生の大蛇の胴体部分を製作した。

 8日行われた「しただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭」の大蛇の胴体製作

8日行われた「しただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭」の大蛇の胴体製作

雨生の大蛇祭は下田地区の奥、吉ヶ平の雨生ヶ池にすむ大蛇が、雨や日照りをつかさどったとされる伝説をもとに平成10年から行っている。

大蛇の尾を麻縄で編む

大蛇の尾を麻縄で編む

大蛇の頭部

大蛇の頭部

大蛇はモミの木で作った3メートル余りの頭部に、カヤをよしずで巻いた胴体をつないで全長約50メートルにもなる。大蛇祭では、神事でこの大蛇に命を引き込んだあと、頭に笠堀姫を乗せて下田地区内を若者たちがかついで練り歩き、最後に頭部と離した胴体部分を燃やすため、胴体部分は毎年、製作している。

製作には、各地域の担ぎ手の団体から30人余りが参加し、午前8時に下田公民館森町分館に集合。八木神社宮司が雨生大蛇胴体奉製始祭のはらいを行ってから製作した。

昨年11月に地元で刈った長さ約2メートルのカヤの中に札を入れ、長さ2メートル近いよしずで巻いた胴体を全部で15個製作。さらに、大蛇の最後尾に結ぶしっぽを麻縄で編んだ。

カヤを巻いたよしずに縄をかけ、力一杯引いてしばっていた参加者たちの額には汗が噴き出し、首に巻いたタオルでふきながらの作業。「作り始めると、ことしも始まったねという気分でわくわくする」と、手を休めることなく作業を進めていた。