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三条のドジョウで新商品開発に取り組む三条商高商業クラブがドジョウ料理を試食 (2007.7.11)
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昨年、地元で「いか」と呼ぶ三条名物の六角巻凧をイメージしたオリジナルパンを開発、販売した県立三条商業高校の生徒有志でつくる商業クラブ。ことしは三条のドジョウをモチーフに新商品開発に取り組んでいる。
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10日、木村屋でドジョウ料理を試食する三条商業高校商業クラブ
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同クラブは地元の伝統、文化の学習を通じて地元の良さを再発見し、県内外に「三条」をPRしようと活動する。昨年度は商店街の活性化を考えようと、三条凧(いか)合戦をヒントにしたパンを開発、市内商店街のチャレンジショップで販売まで体験した。
そのプロセスや調査研究の成果をまとめ、県代表として全国高等学校生徒商業研究発表大会に同クラブとして初出場を果たしている。
今年度は1年生4人、2年生1人、3年生10人の15人をメンバーに4月から活動。オリジナルパンのチャレンジショップでの販売など昨年度の大きなテーマは今年度も継続。新たに新商品開発、製造から出荷体験、電車内の中吊り広告による宣伝、企業とのコラボレーションによる登録商標申請など、全国大会出場の経験も生かして新しい取り組みにもチャレンジしている。
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試食したドジョウ料理をケータイのカメラで撮影
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新商品開発では、先に三条市の小学校給食の献立に初めて地元のドジョウ生産者で組織する「三条どじょうプロジェクト」が生産したドジョウが使われ、話題を集めたことから、ドジョウをモチーフに決めた。テーマは「今年はドジョウもとうーじょー」。
18日には栄中央小学校の5年生徒とともに新商品のキャラクターやネーミングを考える。地元パンメーカーの協力で製造から出荷も体験することにしており、積極的に地域に入って調査、研究を進める計画だ。
また、同クラブの取り組みを知った三条どじょうプロジェクトがドジョウを提供してくれたので、10日に試食会を開いた。試食会は旬風満菜「木村屋」=三条市東裏館1・板垣勝夫店主=が会場と調理で協力し、ドジョウのから揚げと当座煮を味わった。
ドジョウを食べるのはおろか、見るのも初めてという生徒も。「苦いとか臭いとかを想像してたけど、ふつうの魚の味。おいしい!」、「写真でしか見たことがなかったけど、もっと大きいと思った」と好評で、携帯電話のカメラで撮影していた。
店主の板垣さんは、地元三条のPRを買って出た高校生の取り組みに「頼もしいし、うれしい」と喜び、「ことしも全国大会に出場し、優勝してください」と期待していた。
同クラブでは、7月24日から8月4日まで、ことしも三条市一ノ木戸商店街でチャレンジショップを開いて、新商品などを販売する。
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木村屋の板垣店主らと記念撮影
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調査研究などの成果を9月に開かれる新潟県高等学校商業クラブ研究発表大会で発表し、昨年に続いて上位大会の全国高等学校生徒商業研究発表大会出場を目指す。
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