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民営化前に気を引き締めようと三条一ノ木戸郵便局で強盗模擬訓練 (2007.7.11)
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全国で多発する郵便局強盗事件に備えようと、中越北特定郵便局業務推進連絡会(会長:皆木英男下田郵便局長・82局)は、三条署の協力で11日夕方、三条一ノ木戸郵便局=三条市仲之町2・藤川俊一局長=で強盗模擬訓練を行った。
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11日、三条一ノ木戸郵便局で行われた強盗模擬訓練
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中越北地区の特定郵便局からなる同連絡会が模擬訓練を行ったのは数年ぶり。10月の民営化を前に、あらためて緊張感をもって業務に臨むよう気を引き締めるのがねらいで、約15人の各局長が訓練を見守った。
犯人が刃物を手に押し入る想定で、犯人役の三条署員が、訓練用の小刀を手に「動くな!」と大声を上げて店内へ。女性客に刃物を突きつけながら局員に「金出せ!」と袋を投げ、「おっせーんだよ、早くしろ、おらーっ!」、「早くしろ、動くなよ!」と怒鳴った。
金を受け取ると外へ走り出て車に乗り、逃走。職員は「強盗だ〜!」と叫び、カラーボールを手に犯人を追って外に出た。
この間、わずか1分余り。女性職員は「訓練とはわかっていても怖かった。マニュアルもあるが、いざとなると難しい」と、恐怖感のなかで冷静な対応の難しさを実感していた。
講評で三条署の窪田生活安全課長は、動きが少なく、傍観者になった傾向を指摘。「お客さまを傷つけないように」と声を出したり、ほかの客の誘導など人命が第一ということを犯人にアピールしてほしいと、より適切な対応をアドバイスした。
全国ではガソリンをまく犯行もあることやその対応を紹介。ほかの事例も見据えた準備も大切で、日ごろから腕章をつけて店の外に出ているだけでも抑止効果があり、「いちばんは、犯人が来ないような店づくり」と予防の重要性を話していた。
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