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用水路に落ちた小学生を助けた三条市本成寺中の2年生2人に三条署が感謝状 (2007.7.12)
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三条署(斎木光俊署長)は12日、用水路に落ちた小学生を救助した三条市本成寺中学校の2年生、仲納林直樹君と長谷川俊樹君の2人に感謝状を贈って人命救助の勇気ある行動をたたえた。
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人命救助で三条署から感謝状を受けた三条市本成寺中2年生の仲納林君(左)と長谷川君(右)
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事故があったのは、6月22日午後6時ころ。2人は小雨の降るなか、バスケット部の練習を終えて自転車で学校から家へ帰る途中、月岡2地内の用水路の脇に小学校低学年の男の子が立っているのを見かけた。その脇を通り過ぎたところでジャボンという音がして振り返ったら、男の子が用水路を流れていた。
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斎木三条署長から感謝状を受け取る2人
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とっさに2人は自転車から降りて見ると、男の子は3メートルほど流されて水門の開閉用の心棒に仰向けにつかまっていた。2人は道路の上から手を伸ばして男の子の片腕ずつを持って引っ張り上げて助けた。男の子は全身びしょぬれで泣いていたが、けがはなかった。
男の子が落ちた用水路は幅、深さとも約60センチで、当時の水深は約40センチ。男の子が心棒につかまった水門の先はふたがあり、その中に流されれば最悪の事態も招きかねなかった。
2人は午後4時半に三条署を訪れて斎木署長から感謝状を受け取り、「これはやばいと思って、必死で引き上げた」、「引っ張り上げてるときも、どきどきした」と当時を心境を振り返り、「そのときは思わなかったけれど、すごいことをしたんだな」と話していた。
斎木署長は、多くの少年問題が発生しているなかで、こういう善行のニュースはうれしいことと喜んでいた。
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