三条市はことしも庁内で7・13水害犠牲者に黙とう (2007.7.13)

7・13水害からちょうど3年となった13日、9人もの尊い命を失った三条市では五十嵐川の堤防が決壊した午後1時15分に黙とうをささげた。

13日、三条市庁舎で行われた7・13水害の犠牲者に対する黙とう

三条市役所では半旗を掲げ、午後1時15分に庁内放送で「7・13水害から3年がたちました。水害で亡くなられた方のご冥福を祈り、1分間の黙とうをささげます」と庁舎内の職員や市民に知らせ、黙とうした。

市長室で破堤現場に向かって黙とうをささげる国定市長

市長室で黙とうをささげた国定市長は、7・13水害から3年を迎え、あらためて市内外で命を失われた方のめい福を祈り、被災された人のなかにはまだ完全に復興ということになっていない人も多いとして見舞いの気持ちを申し上げたいと話した。

また、市長という立場で初めて迎えた7月13日に、「市民の方々にしっかりと立ち直ったんですということが言えるような町づくりをしていかなければならないとあらためて決意した」と話した。

また、隣の長岡市中之島支所では献花台を設けているが三条市はしないのかという報道関係者の質問に「まだ、河川改修やっている段階で、われわれとしてはまずは復旧を最優先ということで、今日の黙とうで精一杯の追悼の意を申し上げるとともに、それ以外のことは極力、復旧に全力を注いでいきたいと思っている」と答えた。

ただ、市民団体などから改修後にメモリアルパーク設置などの要望があり、改修後のことなどは県と協議してできるだけ要望に応えたいという思いはあると述べた。