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震度6強の地震で三条市と燕市でも災害対策本部を設置 (2007.7.16)
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16日午前10時13分ころ、新潟県上中越沖を震源に震度6強を観測する地震があった。県央地域でも三条市と燕市で震度5強を観測し、三条市は午前10時28分、燕市も10時半に災害対策本部を設置した。
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三条市が設置した災害対策本部
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三条市では、地震発生直後から国定市長をはじめ職員が登庁し、災害本部を設置。自衛隊員の姿もあり、情報収集など対応を行っている。あわせて三条市医師会は市役所に医療対策本部を設置。三条市消防本部は県内で最も大きな被害が出ている柏崎市へ救助隊を派遣した。
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余震に備えて車両が建物に潰されることのないよう消防車両を車庫の外へ出した三条市消防本部
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三条市内では栄地区で1人が倒れてきた灯ろうによってけがをしており、この地震で少なくとも市内で7人がけがをしたらしい。
三条地区で住宅のブロック塀が倒れるなどの被害が報告されているほか、市内の一部地域、居島や嵐南地区のコメリ三条四日町店で付近で停電も発生したようだ。
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ブルーシートを広げたJR燕三条駅の燕市側広場前
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JR東日本は上越、長野、東北の各新幹線は運転を見合わせた。長野、東北新幹線は午前10時半過ぎに運転を再開したが、上越新幹線は引き続き運転見合わせた。
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つながりやすい公衆電話に並ぶ人
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三条市側広場で運転再開を待つ人
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燕三条駅周辺で旋回する航空自衛隊の偵察機と思われる双発ジェット機
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JR燕三条駅では11時ころ、外へ誘導した利用者に対して駅職員が拡声器で、運転再開は早くても9時間くらいかかると案内した。点検は作業員が徒歩で行っているため、時間がかかると言う。
JR燕三条駅では、先の中越地震で見直した地震に伴う災害マニュアルに基づいて対応。余震などで構内で落下物などによるけががないよう、利用者を外へ誘導するとともに、三条市側と燕市側の両方の出口に利用者が休むためのブルーシートを敷いた。
利用者は高速バスの利用を検討する人もいれば、携帯電話がつながらないため、携帯電話より優先度の高い公衆電話に並ぶ人もいた。
また、午前11時15分ころには、航空自衛隊の偵察機と思われる双発ジェット機が燕三条駅上空で旋回していた。
県は「新潟県庁:7月16日の地震関連情報」のページを公開し、今回の地震の情報を集約している。
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