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中越沖地震で三条ではビルの壁面崩落や公共施設への被害のつめ跡も (2007.7.17)
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16日の新潟県中越沖地震で、三条市内ではビルの壁面崩落の恐れがあることによる県道の通行止め規制や三条・燕総合グラウンド駐車場の亀裂など公共施設への被害もあった。
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壁面が崩落した三条市一ノ門1地内のビル、その前の県道は通行止めに
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県道の通行止めは、三条市一ノ門1地内の県道三条下田線で、一ノ木戸商店街方向の一ノ門交差点から田島方向のJR信越本線高架下までの間。地震により県道沿いにあるビル「毎日ビル」のコンクリート製の壁面の一部からコンクリート片が落下し、さらに崩落の危険性があるため、16日午前の地震発生直後から全面通行止めにした。
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ビルにネットを巻いて応急処置
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すでにビルの上部の崩落の危険性がある部分にネットを巻く応急処置を行っており、安全が確認できれば17日中には規制解除の見込みだ。
また、三条市がまとめた公共施設の被害では、三条・燕総合グラウンドの第1コート駐車場のアスファルトに亀裂が見つかった。約120平方メートルの駐車場の新幹線高架側半分ほどが少し沈んだようになり、引っ張られたような形で新幹線と並行に6、7mの亀裂が入り、そこから三条大橋方向に垂直に約15mの亀裂が入った。亀裂の幅は最大で10センチていどで、5センチほど段差ができた所もあった。
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三条・燕総合グラウンドの第一コート駐車場の亀裂
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ほかにも、総合福祉センターの中庭の灯ろうが倒れたり、保育所での壁が一部はがれたり、ひび割れたり。一ノ木戸小で水道管破裂、四日町小で外壁のひび、上林小で消火栓ポンプ破水、保内小で体育館天井ボード2カ所落下、第一中でトイレの壁の亀裂、第二中でトイレ目地はく離などもあった。
ほかにも、斎場で御影石2枚が落下し、焼香台破損、総合体育館で天井ボードひずみ、ウエルネスしただで天井のずれなどがあったが、いずれも施設運営などに支障はないようだ。
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