ことしも夏限定で10日まで弥彦山頂で夜景と満天の星空観察「夜景＆星空クルーズ」 (2007.8.2)

弥彦山ロープウェイでは、8月1日から10日まで弥彦山頂で夜景と満天の星空観察「夜景＆星空クルーズ」と称して夜間のロープウエイ運行を行っている。

1日の弥彦山頂で夜景と満天の星空観察「夜景＆星空クルーズ」、新潟市方面の夜景

全国夜景100選、日本夜景遺産にも選定されている弥彦山頂からの夜景と満天の星空を楽しんでもらおうと数年前から夏に行っている。

始発は午後7時半、下り終発は午後9時で、JR弥彦駅前などから送迎バスを午後7時10分から20分間隔で運行。料金は特別割引料金で、中学生以上のおとな1,000円、3歳以上の子ども500円、展望レストランでソフトドリンクのサービスもある。

燕、三条方面の夜景、左下に弥彦の大鳥居、右上にJR燕三条駅

初日1日は、この日に合わせたかのように梅雨明け。日中は真夏日の猛暑だったが、日没後の弥彦山の山頂はひんやりした風が吹く、さわやかな夜だった。

ロープウエイで上るときから、眼下には宝石をちりばめたような蒲原平野の夜景が広がり、地上からは想像できない光の芸術は息をのむ美しさだ。

展望台に上ってさらにじっくり見物。地元の人なら光の点を結ぶと燕市や三条市の方向がわかり、JR燕三条駅周辺がとくに光の数が多く、明るいのがわかる。

そこから左へ視線を動かすと新潟市方面の夜景。さらに後ろには佐渡の明かりがかすかに見え、海上のいさり火はくっきり。おまけにこの日は佐渡で上がる花火を拝むことができた。

弥彦山頂から佐渡の花火も見えた

一方、星空観察は水蒸気のせいか、空は晴れていたものの満天の星空というほどたくさんの星を見ることはできなかったが、北斗七星やカシオペアは、はっきりと確認できた。「あーっ、流れ星が見えた！」と歓声を上げて大喜びする女性もいて、夏の夜限定の夜景と星空を満喫していた。

だれでも乗ることが出きるが、天気が悪いと中止することがあり、開催の有無など問い合わせは弥彦山ロープウェイ（電話：0256-94-4141）へ。