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「はしの日」の4日、ことしも三条・八幡宮で食協三条支部のはし供養祭 (2007.8.5)
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語呂合わせで「はしの日」の8月4日、県央食品衛生協会三条支部(佐野哲之支部長)は、午前10時半から三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)境内でことしも「はし供養祭」を行い、大勢の市民でにぎわった。
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「はしの日」の4日、三条市・八幡宮で行われた県央食品衛生協会三条支部のはし供養祭で、はしを火にくべる藤崎宮司
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同支部会員や来賓など約30人が参列。拝殿で長さ60センチのひのきのはしを供えて神事を行い、境内に設置した焼納台にたいた神火に支部員や市民が持ち寄った使用済みのはし約3,000膳、6,000本を焼納した。
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一般市民や子どもたちもはしを火に
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参拝者は、一握りずつはしを手に取って神火にくべて、食べものを口に運んでくれたはしに感謝するとともに、延命長寿や無病息災を祈った。
三条市本町地内で飲食店を経営する三条市栗林、長谷川朱美さん(57)は、はしは毎日使い、考えてみれば店でもお客さまが最初に手にとってもらうのもはし。日ごろは余り考えなかったが「今日はありがたさを感じ、感謝の気持ちを込めました」と話していた。
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猛暑の中で焼きそばを調理して参拝者に無料配布
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はし供養祭は昭和50年に民俗学研究者が「はしを正しく使おう」と提案して始まり、東京・日枝神社の箸感謝祭が有名。三条ではその3年後の昭和53年に当時の三条割烹組合(今の三条総合飲食サービス業部会)有志がはし供養祭を行ったのが始まり。その翌年から三条地区食品衛生協会三条支部(現県央食品衛生協会三条支部)が平成16年に7・13水害の影響で休んだ以外、毎年行い、今回29回目。
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かき氷の無料配布も長蛇の列
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また、10年ほど前から大勢の市民に参加してもらおうとイベントを行っており、今回も焼きそば500食とかき氷400食をそれぞれ無料配布し、ヨーヨー釣りも楽しんでもらった。曇り空のこの日、35度を超えた前日までの猛暑は一段落したものの、午前11時は26.1度(三条市消防本部観測)の夏日。子どもたちはかき氷を受け取るとさっそくせみしぐれの境内に腰を下ろし、おいしそうに食べていた。
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