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三条テクノスクールで初めて小学生を対象にものづくり教室 (2007.8.7)
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県立三条テクノスクール(阿部保校長)は6日、同校で初めて小学生を対象にした「ものづくり教室」を開き、工業デザイン科の職員が指導にあたってモビールづくりなどの工作を体験してもらった。
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三条テクノスクールで初めて小学生を対象に行われたものづくり教室
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同校では、学生以外に職業訓練で社会人に、学校説明会で中高生にものづくりを体験をしてもらうことはあるが、次代を担う子どもたちにも、ものづくりの喜びを味わってもらおうと企画した。
午前と午後の2回開き、合わせて30人の小学生とその保護者らが参加。たくさんの機械が設備された工業デザイン科の工房を会場に、7人の教諭が指導した。
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ボール盤の操作にも挑戦
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製作した課題は、同校の学生や教諭がデザインや設計をした木製の鳥をモチーフにしたモビール、それにカンガルーや自動車などの動くおもちゃ。材料も生徒や職員が手作りし、木を切り、鳥の羽の部分は熱を加えて曲線に加工するなど、日ごろの学習を生かした。
鳥のモビールは、カモメ、ツバメ、トキ、ハクチョウなど好きな鳥を選んで製作。部品にヤスリをかけ、針金を入れる部分にボール盤で穴を開け、グラインダーで整形したら木工用ボンドで接着し、色を塗って完成だ。
子どもたちは作業に没頭し、休憩時間の合図にも手を休めたくないので、「いやだ〜」。「先生、もっと削った方がいい?」と教諭に質問し、「楽しい!もっと作りたい」とものづくりにすっかりハマっていた。
一緒に製作する保護者は、見本に忠実に着色したのに対し、子どもたちは赤、青、黄などカラフルな色のカモメ、チェックやリボンをつけたハクチョウなどそれぞれの感覚で色を塗り、指導の教諭も「おとなにない感性に驚かされます」と感心していた。
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