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三条中央市場の盆市は盆花や供物を求める買い物客でにぎわう (2007.8.12)
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13日の盆の墓参りを前に12日、三条市ではJR北三条駅西側の三条中央市場で恒例の盆市を開き、早朝から盆花や供物を買い求める客でにぎわった。
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12日に三条中央市場で開かれた盆市
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ふだんの二・七の定期市より40ほど多い154の露店が出店。ハスやケイトウ、オミナエシなど、ピンクに赤、黄に紫と色とりどりの盆花や宗派によって設ける盆棚などに飾る直径4、5センチのカボチャ、ナス、ホオズキなど盆市ならではの商品も並んだ。
前夜は熱帯夜で、この日は午前9時で30.5度(三条市消防本部調べ)と、早々に真夏日に突入する猛暑。早朝午前5時に店開きすると大勢の買い物客が訪れ、弥彦線の高架下は人をよけて歩く雑踏となった。
出店者は「いや〜あっちぇ〜、日陰にいんきゃ」猛暑との戦いで、高架の柱のわずかな日陰にも涼を求め、商品の果物や野菜は鮮度を失わないように、すだれで日よけ。薄いピンク色の花びらを大きく開いたハスの花に「きれいらね」と話す客には、「はよ、開きすぎらて」と答えていた。
客足はふだんの市の2倍以上で、雷雨に見舞われた昨年の盆市に比べてもずっと多かった。買い物客は目当ての品物を買い終わると、新聞紙にくるんだ盆花の束やモモやブドウなどの入ったビニール袋を両手に持ち、暑さに追われるように足早に帰っていった。
13日は午前5時から盆花の市を開き、花を中心に果物など50店が出店する。
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