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初めての三条おもちゃフェスティバルに親子1,000人が来場して大盛況 (2007.8.20)
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三条市ボランティア連絡協議会(井上嘉子会長・加盟30団体)は19日、三条市総合福祉センターで初めて「三条おもちゃフェスティバル」を開き、親子約1,000人が来場して同協議会加盟のボランティア団体などが提供するさまざまな遊びを楽しんだ。
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19日開かれた三条市ボランティア連絡協議会の「三条おもちゃフェスティバル」
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避難所でのプライバシー保護のために市内のメーカーが製造する高さ180センチのダンボール製間仕切りをつなぎあわせた「なぞなぞ迷路」は、順番待ちの列ができる人気。ペットボトルや牛乳パックなどを使った工作の「作っちゃおうコーナー」や約100種類のおもちゃで自由に遊べる「子どもの遊び場」も子どもたちであふれた。
「おもちゃ病院」では、三条、燕市と柏崎市の延べ15人のおもちゃドクターが、持ち込まれた壊れたおもちゃを次々と修理し、ゆっくり休憩する余裕もなく修理に追われた。
問診で電池切れや使い方間違いがわかったものも多かったが、部品の破損や電池の液漏れなどで動かなくなったおもちゃ35点余りを修理した。交換部品が必要なため、預かり修理の入院治療となるおもちゃもあった。
新幹線のおもちゃの車輪が壊れたと1歳の子どもと訪れた父親は「助かります。特殊な道具がないと直せなさそうで」とおもちゃ病院に大歓迎だった。
不要になったおもちゃを持参して地域通貨「らて」と交換し、さらにそのおもちゃをほしい子どもが「らて」と引き替える「おもちゃ交換会」では、不要になった子どもには中古のおもちゃだが、ほかの子どもにとっては無料でもらえる新しいおもちゃ。子どもたちは目を輝かせて、欲しいおもちゃを探し出していた。
この日は、各ボランティア団体のメンバーのほかに、中学生や高校生ボランティアも運営を手伝った。乳幼児対象の「座れる和みコーナー」などには新生児を抱いてきた人もあり、赤ちゃんから学生、若いお父さんやお母さんに祖父母の年代までが参加して、冷房の効いた室内でのイベントをそれぞれゆっくりと楽しんでいた。
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