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下田中1年生がひめさゆり湖の害魚を釣りで駆除、400尾余りの上々の釣果 (2007.9.6)
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総合的学習の一環で三条市立下田中学校(若林久校長・生徒324人)の1年生97人が6日、大谷ダムひめさゆり湖で釣りで害魚の駆除を行い、ブラックバスとブルーギル合わせて400尾余りを釣り上げた。
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6日、ひめさゆり湖の害魚を釣りで駆除する下田中一年生
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「ふるさとの自然を知る」をテーマに取り組んでいる総合学習で、先に講演を聴いて在来魚に関する知識やブラックバスの脅威、害魚の駆除活動などを学んでおり、この日は実際に生徒が釣りを行って駆除活動に参加した。
朝一でスクールバスに乗って学校を出発し、ダム湖で県内のブラックバスの調査や駆除などの活動を行う市民団体「ブラックバス問題新潟委員会」のメンバー6人、五十嵐川漁業協同組合11人、三条渓流会6人らと合流した。
仕掛けは、釣り好きな生徒の指導で夏休み中に作った。その仕掛けを釣りざおに取り付け、ミミズやエビをえさに午前10時から釣り糸を垂れた。
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釣ったブルーギルを唐揚げに調理
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ブルーギルの唐揚げを味見する一年生
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この日は、台風9号の接近によるフェーン現象で、朝から気温は30度を超える猛暑。準備の段階から生徒は額に汗を光らせていた。
時々、強い風が吹いて湖面に白波が立ったが、面白いようにサカナがかかり、昼をはさんで午後1時半の終了までにブラックバス(大口バス)6尾、ブルーギル416尾を釣り上げ、平均1人が4尾以上の上々の釣果だった。
初めて釣りを体験した生徒は「(魚が)食いついたときの、ぐぐっとなるのがおもしろい」と授業で釣りのだいご味も満喫していた。
釣ったサカナは、ブラックバス問題新潟委員会のメンバーと生徒がブルーギル100尾ほどを三枚におろしてその場で調理し、唐揚げにして味見。生徒は「チョ〜、うめ〜、肉みたい」、「ブルーギルがここまでうまいと思わなかった」と感激した一方、ナイフで魚をさばいた生徒は「気持ちわり〜、食べたくない」と食欲をなくしていた。残った魚は、五十嵐川漁協が引き取り、処理をする。
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