5日夜は三条市で熱帯夜、強い台風9号は7日の日中に最接近 (2007.9.6)

強い台風9号の接近もあってか、5日夜は気温が高くて寝苦しい夜となり、三条市の明け方までの最低気温は26.2度の熱帯夜だった。

5日に三条市上須頃地内から見た夕焼けは、さまざまな雲が混在してマーブリングのようだった

アメダスの観測では、5日の三条市の最高気温は午後1時の30.7度の真夏日。夜になっても27度前後の高温が続いた。

夜の最低気温は5日午後11時の26.2度。6日に入ってからの最低は午前1時の26.3度。続く同2時は台風で熱い風が吹き込んだのか、28.6度と1時間で2度以上もはね上がり、ふだんなら最も気温が下がる午前5時でも26.8度あった。

6日午前5時47分、上須頃地内で撮影の朝焼け

あまりの寝苦しさに汗だくで目を覚ました人もあっただろう。5日の夕焼け、6日の朝焼けと、空には高度や色、形がさまざまな雲が混在し、台風の接近を告げているようだった。また、台風接近の影響か、5日の日中は北よりの風、6日未明から東よりの風が吹いた。

6日午前6時15分の新潟地方気象台の発表では、強い台風9号は7日の日中に新潟県に最も接近する見込みです。新潟県では、強風や高波、大雨による土砂災害などに注意を呼びかけている。

台風9号は6日午前3時には八丈島の南南西約280キロにあり、1時間におよそ10キロの速さで北北西へ進んでいる。

中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル、中心から半径110キロ以内で風速25メートル以上の暴風となっている。また、中心の北東側410キロ以内と南西側330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

台風は進路をしだいに北よりに変えて、7日の日中に新潟県に最も接近する見込み。