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台風9号接近で強風、燕市は風速24.2m、三条市で21.8m観測 (2007.9.7)
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台風9号の接近で7日は県央地域でも強い風が吹き、夕方までの瞬間最大風速は燕市で24.2メートル、三条市で21.8メートルを観測した。
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三条市内で集団下校する小学生
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午後4時までの観測では、燕・弥彦総合事務組合消防本部(吉田地区)では午後3時32分に西の風24.2メートル、三条市消防本部では正午過ぎから20メートル台を記録し、午後4時までの1時間に西南西21.8メートルを観測した。
三条市消防本部の午後4時までの毎正時の観測では、この日は前日に続く熱帯夜で朝の最低気温は午前9時と10時の25.6度で、日中の最高は午後4時の27.3度だった。累計雨量は3.0ミリ。
この強風で、燕市の燕地区でトタンがはがれたり住宅のシャッターが壊れたりした。直接の被害ではないが、宮町地内の男性が、台風に備えるため脚立を使って屋根に上ろうとしたところ、バランスを崩して落下し手首骨折の疑いで救急搬送された。
三条市や三条市消防本部への被害の連絡は午後5時まではなかったが、果樹の落下や農作物の被害などは今後の調査となる。また、この風で、集団下校を行う小学校もあった。
風速25メートル前後の強風は、台風だからというほど強くはなく、冬の嵐ではこれを上回る強風が吹くことは珍しくない。関東地方では500ミリを超す雨が降るなどして大きな被害が出たが、それと比べればはるかに台風の影響は小さく、胸をなで下ろした人も多かったはずだ。
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