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10月14日に第3回越後国上山酒呑童子行列、行列参加者を募集 (2007.9.20)
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燕市分水地区観光協会と分水異業種交流会は、10月14日に地元の分水に生まれたと伝わる鬼、酒呑童子(しゅてんどうじ)にちなむ「第3回越後国上山酒呑童子行列」を行うので、鬼面をつけて国上山山麓を歩く参加者を28日まで募集している。
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第3回越後国上山酒呑童子行列で参加者にプレゼントするTシャツ
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行列は午後3時15分に国上山の山中にある国上寺前で出発セレモニーを行って出発。山を下って4時20分ころ、ふもとの「道の駅国上」そばに立つ五重塔の酒呑童子神社に到着する。その後、酒満願祈願成就の豊栄の舞や分水太鼓の披露、よさこい演舞、県内酒蔵元提供の地酒試飲会、そしてフィナーレに花火打ち上げと仕掛花火も行う。
参加費は1人500円、保護者同伴の小学生以下は無料。行列参加特典として参加申込み時に、着色用鬼面、オリジナル酒呑童子Tシャツ、オリジナル酒呑童子ぐい呑み、酒呑童子行列願い札を配布する。
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第3回越後国上山酒呑童子行列のポスター
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着色用鬼面は、赤、黄、黒、白の4種類のうち1つを配布。参加者はそれぞれの願いを込めて自分でフェルトペンなどで自由に着色、装飾を施してオリジナルの鬼面を完成させ、行列にかぶって参加する。願い札には、成就させたい夢や願いを記入し、酒呑童子神社に奉納することもできる。
また、今回は初めて「鬼面コンテスト」を行い、最優秀賞に地デジ対応15型の液晶テレビをはじめ豪華賞品が贈るので、その出品も募集。出品は10月9日までに鬼面を提出する。鬼面は「道の駅国上」に展示するが、行列当日は出品者にいったん作品を渡すので、その鬼面をつけて行列に参加できる。
酒呑童子伝説は、旧分水町砂小塚で生まれた外道丸に始まる。外道丸は大きくなるにつれて乱暴者になり、国上山に稚児として預けられたが、母の死を機にひたすら仏道の修行に励んだ。まれにみる美男子の外道丸に娘たちから恋文が山のように届いたが、開けることなく修行に励んだ。
ある日、外道丸からの返事が来ないことを悲観した娘が命を絶ったことを知り、恋文の入ったつづらを開けると紫色の煙が立ち上り、外道丸を鬼の顔に変え「酒呑童子」となってしまったという。
この伝説をベースに始まったのが酒呑童子行列。「もし、自分が恋文を読んでいたら」と悔やみ、娘たちの思いを昇華させてやりたいとの酒呑童子の思いが宿る酒呑童子神社で、願いを成就するための行事として旧分水町時代の一昨年から毎年開き、昨年は547人が行列に参加している。
参加申し込みや問い合わせは、燕市分水地区観光協会(燕市役所燕庁舎内、電話:0256-63-4131)か、分水異業種交流会(分水商工会内、電話:0256-97-2181)、ふれあいパーク久賀美(電話:0256-98-0770)へ。申し込みは燕市役所各サービスセンターでも受け付ける。
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