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八十里越の三条側から5本目、5号トンネルの貫通式で貫通を祝う (2007.9.26)
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国道289号の交通不能区間、三条市−福島県只見町間の八十里越の11本のトンネルのうちのひとつ、5号トンネルの貫通式が26日午前10時半から現地で行われ、両市町の首長をはじめ57人が参列して貫通を祝い、今後の八十里越の工事の無事と早期開通を願った。
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26日行われた5号トンネル貫通式の鏡割り
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トンネルの起点から内部へ約500m入ったところに紅白幕を張って式典を行い、貫通の儀、通り初めの儀、樽御輿交換の儀、鏡開き、乾杯などと続いた。
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カウントダウンで発破点火
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貫通の儀では、貫通点の発破を爆破させるセレモニーを行った。国定勇人三条市長、小沼昇只見町長、松浦利之国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所長らがカウントダウンでスイッチを押して点火。坑内に「ドン、ドン、ドン」と爆破音が響くと列席者から「万歳!」と自然に声が上がった。
無事貫通を確認して工事関係者が報告したのに続き、通り初めの儀では、トンネルの両端を国定市長と小沼町長がそれぞれ歩いて進み、貫通点の中央で握手した。5号トンネルの貫通を祝うとともに、八十里越の工事の無事と早期開通を願った。
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貫通点で握手し、万歳する国定三条市長(左)と小沼只見町長(右)
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八十里越は、新潟市と福島県いわき市を結ぶ一般国道289号の一部。新潟県三条市(旧下田村)から福島県南会津郡只見町にかけての延長21kmの峠越え計画区間を言う。
うち新潟県が1.2km、福島県が7.8kmを施行し、その間の通行不能区間を含む11.8kmを国土交通省が権限代行により事業を行っている。昭和61年度に事業化、平成2年度に用地着手、平成9年度に工事用道路などの工事着手、平成9年度から本線工事に着手した。
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5号トンネル起点の塩野渕側
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5号トンネルは、14本計画されているトンネルのうち、三条側から数えて5番目で、大谷ダムから約5kmの地点。延長665mあり、平成17年9月に大谷ダム側を起点に片側から掘削を開始。24時間2交代で1日約4mずつ掘り進め、2年がかりで貫通した。
同トンネル工事費は13億8,600万円で、この後は覆工コンクリートや排水工などを行い、年内の完成を目指す。
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