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14日に燕市分水地区で恒例の第3回越後くがみ山酒呑童子行列 (2007.10.12)
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燕市分水地区の国上山に稚児として預けられたとされる酒呑童子の伝説にちなんで、燕市分水地区観光協会と分水異業種交流会は14日、第3回越後くがみ山酒呑童子行列を行い、600人近くが行列をつくり、願いを込めて国上寺から酒呑童子神社まで練り歩く。
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第3回越後くがみ山酒呑童子行列のポスター
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行列には応募のあった燕市を中心に昨年並みの578人が参加し、午後3時15分に国上寺で出発セレモニーを行ってから出発。国上山を下って4時10分ころに道の駅「国上」裏手の酒呑童子神社に到着し、同神社前で分水太鼓やよさこいソーランの演舞を行うほか、初めて「鬼面コンテスト」の表彰式も行う。
さらに、午後5時5分ころから道の駅国上で分水太鼓とよさこいソーラン演舞、5時半ころに仕掛け花火と小型の打ち上げ花火でフィナーレを飾る。
あわせて協賛行事として、道の駅「国上」では県内酒蔵元提供地酒試飲会と燕市の物産を販売する一日物産展を行い、てまりの湯では入館料を終日無料にして開放。ただし、てまりの湯は混雑したら入場規制を行う場合もある。
酒呑童子伝説は、砂小塚で生まれた外道丸が、大きくなるにつれ乱暴者となり国上山に稚児として預けられたが、母の死を機にひたすら仏道の修行に励んでいた。まれにみる美男子の外道丸には娘たちから恋文が山のように届いたが、開けることなく修行に励んだ。
ある日、外道丸からの返事が来ないことを悲観した娘が命を絶ったことを知り、恋文の入ったつづらを開けると紫色の煙が立ち上り、外道丸を鬼の顔に変え「酒呑童子」となってしまったという。
酒呑童子行列は、「もし、自分が恋文を読んでいたら」と悔やみ、娘たちの思いを昇華させてやりたいとの酒呑童子の思いが宿る酒呑童子神社で願いを成就するための行事として、旧分水町で一昨年初めて開き、ことしで3年目になる。
年々、内容を見直し、充実させており、ことしの新しい試みは「鬼面コンテスト」。事前に配布した鬼面を参加者から装飾、着色してもらって道の駅に展示し、優秀作品は当日、表彰して最優秀賞には液晶テレビの豪華賞品を贈る。
「酒呑童子の力強い魅力にあやかり、満願・大願を成就させましょう!」と主催者ではこれまで以上の盛り上がりに期待している。
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