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信濃川大河津資料館で20日にサケまつり、サケ汁を振る舞い、サケにちなんだ講座も (2007.10.19)
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信濃川大河津資料館(碓井陽一館長)では、20日午前11時から同資料館で「サケまつり」を開き、大河津分水路を遡上(そじょう)したサケを調理したサケ汁を振る舞い、サケにちなんだ講座も行う。
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日によってサケの遡上も確認できる大河津分水可動堰下流
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毎年、日本海から大河津分水路を遡上するサケ。昔は各地の川にサケが上り、内陸部で暮らす人々にとっては重要な食料源だった。
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洗堰の魚道観察室入り口
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そのサケを、魚沼漁業協同組合分水支部の協力により、サケ汁にして来場者に味わってもらい、川の恵みに感謝しようと初めて開く。サケ汁の配布は午前11時からで、約50食分。なくなったら終わる。
講座は午後2時から約2時間で、「鮭のものがたり」と題して新潟県内水面水産試験場を講師に迎え、サケがなぜ生まれた川に帰ってくるのか、どれくらいのサケが帰ってくるのかなど、専門家に聴く講演会と現地観察会を開く。
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洗堰の魚道観察室で見られる魚
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同資料館によると、大河津分水のサケは毎年、10月中旬の今ごろが最盛期。ことしは出足が遅かったようだが、時間帯によっては可動堰下流の右岸側の浅瀬で見ることがで、洗堰(あらいぜき)の魚道観察室で確認されることもあるという。
また、11月25日まで、企画展「日本で最初で最後の自在堰〜100年の大計 挫折と成功と恩恵〜」も開いており、1907年の「大河津分水工事」着工から100年のあゆみを設計図とともに紹介しているので、あわせて見学してほしいと来場を呼びかけている。
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